8月も今日で終わり。日差しは強いものの、これまでとは明らかに違う涼しい風が吹き渡って来るので熊本城まで歩いて行ってみた。道すがら見かける花々にも、なんとなく夏の終りの寂寥感を感じてしまう。
海達公子の自由詩からひとつ。
ノウゼンカズラ
朝顔
海達公子の自由詩からひとつ。
「秋の朝」
朝顔が 少ししか 咲かんやうになつた
こほろぎが どつかでないてゐる
足にさはつた夏水仙の花も しぼんでゐる
朝顔が 少ししか 咲かんやうになつた
こほろぎが どつかでないてゐる
足にさはつた夏水仙の花も しぼんでゐる
(赤い鳥 昭和3年1月号 尋常小6年)
ノウゼンカズラ
朝顔