徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

山椒のはなし。

2022-05-28 22:13:57 | 音楽芸能
 家内が庭の梅の木を剪定していたので手伝うでもなく眺めていると、その隣の山椒の木が目に入った。ふと「さんしゅう騒動」のことを思い出した。
 YouTubeに「ひえつき節」の動画をアップしてから7年経ち、その間、多くの皆様に視聴していただいた。その中で複数の方から5、6回ご指摘をいただいた。曰く、字幕の「庭の山椒の木」というのは間違いで、正しくは「山茱茰(さんしゅゆ)の木」であるという。なんと僕の姉までもが同じことを言う。何度かやりとりがあった末、「ひえつき節」発祥の地である宮崎県椎葉村に確認したところ、担当課の方にも同じような問い合わせがあっており、地元では「さんしゅう」と発音するが「山椒」が正しいというご回答をいただいた。そんな経緯をブログで紹介して以来、同じような指摘は一度もない。いわゆるフェイク情報の一つと思われるが、誰がどんな目的で発信するのだろう。

 この画像は2016年の「日本民謡フェスティバル」(NHK総合)において「正調ひえつき節」を唄われた熊本の中山康子さん。字幕に「庭の山椒の木」とあり「さんしゅう」とルビがふってある。中山さんは「くまもとお城まつり」など熊本の多くの邦楽イベントでおなじみの方。




 これが字幕の指摘を受けた2015年の熊本城本丸御殿「春の宴」で中村くるみさんが「ひえつき節」を踊る映像。
 この映像は僕が投稿した中でも人気が高い動画の一つ。