徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

桜舞い散る中、天女の舞に酔いしれる

2018-03-31 18:39:24 | 音楽芸能
 「なう、その衣はこなたのにて候ふ」と女声の呼掛とともに天女が登場するあたりから、これまで観た「羽衣」と明らかに印象が異なる。シテの天女を演じるのは観世流女性能楽師の菊本澄代さん。いかにも女性らしい柔らかい、しなやかな舞に魅了された。
 菊本澄代さんは、何度か舞台で拝見しているが、仕舞や創作劇などだったので、一度古典のシテで見てみたいと思っていた。やっと念願がかなった。
 好天に恵まれ、桜が舞い散る中での観能。しあわせなひと時を過ごした。