「秋のくまもとお城まつり」の目玉イベントの一つである「熊本城薪能」は、熊本藩主細川家の御流儀だった金春流と喜多流が1年おきに演じています。これまで、まつり主会場の変遷に伴い、竹の丸、奉行丸、二の丸と特設舞台が設えられましたが、いずれもライトアップされた天守閣が背景になっていました。しかし、昨年の熊本地震により、二の丸広場西側に東向きの特設舞台が作られ、これまでのように背景に天守閣を望むことは出来なくなってしまいました。下の写真のように2015年の舞台が、最後の天守閣背景の舞台となってしまいましたが、またいつの日かこんな舞台が復活することを期待してやみません。