
先週金曜日の「にっぽんの芸能」は歌舞伎俳優の中村時蔵、尾上菊之助ほか花形俳優の出演による「阿国と山三の面影 舞踊 春霞歌舞伎草紙(はるがすみかぶきぞうし)」が放送された。歌舞伎の祖といわれる出雲阿国と名古屋山三の、再会と別れを描いた舞踊劇だが、明治から昭和にかけて活躍した女流作家・長谷川時雨の作という。題材は「阿国歌舞伎夢華」と同じ、出雲阿国が実際に演じていたと伝えられる古典をもとにしている。花形俳優たちの名演はさすがだが、正直な話、2年前の同番組で見た日本舞踊協会の「阿国歌舞伎夢華」の方が個人的には好きだ。

昨夜は「復活!ブラタモリ」の2回目。なじみのある長崎でもあり、それはそれで楽しいのだが、以前のブラタモリと何かが違う。もともとこの番組はテレ朝の「タモリ倶楽部」の街歩き企画を発展させたもの。ゆるさと妙なマニアックさが見ていて面白かった。NHK、しかも地方ロケとなるとやっぱりキッチリやらないといけないんだろうな。ただの観光番組になってほしくない。それに新しいパートナーの桑子アナはちょっとハシャギ過ぎ?