goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

おてもやん伝説 ~ あとはどうなときゃあなろたい! ~

2011-12-27 20:01:11 | 音楽芸能


♪おてもやん あんたこの頃嫁入りしたではないかいな
 嫁入りしたこつぁしたばってん
 ご亭どんが ぐじゃっぺだるけん まあだ杯はせんだった
 村役 鳶役 肝煎りどん あん人たちのおらすけんで
 あとはどうなときゃあなろたい
 川端町っつあん きゃあめぐろ
 春日ぼうぶらどんたちゃ 尻ひっぴゃあで 花盛り 花盛り
 ピーチクパーチク雲雀の子 げんぱく茄子のいがいがどん

♪一つ山越え も一つ山超え あの山越えて
 私やあんたに惚れとるばい
 惚れとるばってん いわれんたい
 追々彼岸も近まれば 若者衆も寄らすけん
 熊んどんの夜聴聞詣り(よじょもんみゃあり)に ゆるゆる話をきゃあしゅうたい
 男振りには惚れんばな 煙草入れの銀金具が それが因縁たい
 アカチャカベッチャカ チャカチャカチャー


【歌詞について】
 この歌の歌詞についてはいろんな解釈を目にするが、明治17年生まれの僕の祖母が使っていた言葉とほぼ同じなので、僕なりの解釈をしてみた。
 「ぐじゃっぺ」は祖母もよく口にしていたが、醜女、醜男のことで、祖母は特に女性に対して言っていた記憶がある。「川端町っつぁん きゃあめぐろ・・・」これは多分、普賢寺の夜聴聞に行く時、川端町の方が表門になり、人が大勢集まって賑やかな様子を歌っているのだろう。「春日ぼうぶらどんたちゃ・・・」以降は、現代でも人を芋や大根などに例えたり、おしゃべりを鳥のさえずりに例えるように揶揄表現だと思われる。なお、「尻ひっぴゃあで」というのは「引っ張って」ではなく「ひっ剥いで」の意味で、品のない格好を指している。
 「熊んどんの夜聴聞詣りに・・・」ここで「熊んどん(熊本の人)」という言葉を使っているのは、おても自身は熊本のはずれに住んでいる人という設定のようだ。「男振りには惚れんばな 煙草入れの銀金具が・・・」男っぷりに惚れたわけではなく、上等な煙草入れを見て金持ちとにらんだ、というわけだ。


立方のザ・わらべはともかく、福島竹峰、藤本喜代則、中村花誠といった地方(じかた)のそうそうたる顔ぶれが凄い。