大阪・寝屋川市の小学校教職員3人が殺傷された事件の少年は簡易精神鑑定の結果、「責任能力あり」と認定されたらしい。当たり前だ。最近は殺人事件が起きるたびに「責任能力は…」という話が新聞やテレビで言われるが、いったいいつ頃からこの「責任能力」なんて変な言葉が使われ始めたのだろう。どっかの偽善弁護士が言い始めたに違いない。かつて関わっていた人権問題の経験から言うと、だいたい人権活動家には偽善者が多い。弁護士が自分の家族が殺された時に、加害者の責任能力を考えるだろうか。所詮、ひと事なのだ。オウムに殺された坂本弁護士に聞いてみたい。「あなたは、あなた方一家を殺したオウムの連中がマインドコントロールされていたとしたら、彼らの責任能力を考慮しますか?」と。