のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

サバイバル生活

2024年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 ♪ア~カシアのぉ~花の天ぷらぁ~ あの子がそっと差し入れくれた 赤いハムカツよぉ~♪

 石原裕次郎の気分ですなぁ。

 アカシアの花がいい季節です。花を眺めていると、ゲージツ的な創造力がわいてきたので枝をちょいとばかり叩き切って花を持ち帰りました。

 近所のおばちゃんにお願いしてアカシアの花の天ぷらを揚げてもらいました。ちょうどハムカツあげるところだったそうで、おまけにハムカツもいただいちゃいました。

 アカシアの花の天ぷらはこの時期にしか食べられないので、ミツバチさんには申し訳ないけれどおいしくいただきました。

 隣間に奥深い山の中に小屋を建てて電気も水道もない生活をしている元自衛官がいます。

 ひところ里から離れた一軒家を狙う外国人強盗犯が暗躍していましたが、群馬でも松井田当たりの一軒家に押し入ったとかで、こちらのような田舎も安穏としていられないと警戒はしていました。犯人はベトナム人だったらしいのですが、模倣犯が出てくるのかな?とはいえ、隣町の元自衛官の家に押し入ったら大変なことになるだろうな。半分軍事訓練で暮らしているようなものですし。「凛としていてかっこいい!」と地元のおばちゃん達にも尊敬されているようです。

 同じようなサバイバル生活をしているカン太君のおとっつぁん。生活内容はたいして変わらないのに全然尊敬されていません。見てくれの問題なんだろうか?

 でも、人柄が温厚なので、解体する家からオーブンレンジ付きのシステムキッチンや食器洗い機、介護ベッドなどもらえていますし、最近お風呂の湯舟をもらったのでビニールハウスを作っていたら、今度は石油ボイラーをもらったそうです。ちなみにこの新居には電気も水道もないのですが、とりあえず道具的には文化的な生活が見えてきました。

 この家の場合、押し込み強盗が入っても取れるようなものはない。お馬さんと合鴨が家の番をしている。お馬さんの中でもラバは結構獰猛で生意気なんだそうです。しかもアメリカ生まれで、銃社会になじんでいる。なかなかの用心棒です。 

 おとっつぁんの心配は外国人強盗団より熊で、近くに柿の木があり、毎年初冬になると木の上にクマが実っているそうで、持ち主が「切り倒して片付けていいよ。」と言ってくれたそうです。おりを見て私が伐倒に行くことになりましたが、熊が上っては枝を折ってきたものだから妙な枝の広がり方をしていてあとの処分が大変そう。渋柿だけれど、干し柿ができるので熊が食べに来る前に採って干し柿作ってみては?と、カン太君のおとっつぁんに提案しています。夜なべ仕事にいいと思うのだけど。

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