のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

芒種

2024年06月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 二十四節気の芒種(ぼうしゅ)はそろそろだと思いますが、6月の五日ごろが蟷螂生(とうろうしょうず)で、カマキリが生まれる季節とされています。

 草むらの中をふらついているカマキリを見かけました。今年初めて見るカマキリですね。いにしえの人々の観察眼は大したもんです。

 でも、初カマキリよりも初ガツオの方が偉いと思います。従妹の息子が土佐に勤務しているのでいつカツオを送ってくれるのだろうと待っていますが、「地酒送ってください。」とメッセージは来てもカツオは送られてこない。なんか、最近婚約したそうで、山形の大学院にいたときの後輩で、山形県人みたいです。そんな縁もあって、高知と山形の中間あたりになる石川県への転勤がきまりそうだとか。おぢちゃんはノドグロも好きです!お吸い物もいいし焼いて食べてもいい。ノドグロ。お待ちしております。 

 最近、金ちゃんの国が南ニダ国に向けて、ゴミやウンコが入った風船を打ち上げているらしい。激辛カプサイシンたっぷりのウンコ爆弾か!

 もともとは南から北に向けて1ドル札やKPOPのCDなんかを風船に括り付けて飛ばしたのが始まりなのだから、やり返されて文句のつけようなどないのだけど、効果としては金ちゃんの方がうまいですね。

 金ちゃん人民にとってCDやビデオ送り付けられても、観たり聴いたりする装備なんか持っていないだろうし、1ドル札送り付けられても兌換できない。それに引き換え、金ちゃんは両国共通の「嫌がるもの」を送り付けてきたわけですね。費用対効果も高い。懸念されるのは38度線の風に乗って秋田あたりに飛んでこないかで、木造ボートの漂着などありがたくないものが着岸する地域です。

 火野葦平と言う作家がおりまして、「糞尿譚」と言う小説で芥川賞を受賞。しかも、その受賞を戦地で受けたという逸話が残っています。時代は昭和10年ごろで、私財をつぎ込んで中古のトラックを買って汲み取り業をしていた男がおり、働けど働けど貧しさから抜け出せずバカにされるばかり。市からの補助金を上げてもらえるように組合を作るのだが、そこはまた癒着とだましあいの世界で実は中間搾取されていた。しまいにブチ切れて糞尿をぶちまけるという物語で、裏には、人間所詮糞袋じゃねぇか、と言った皮肉があります。

 伴淳三郎と森繁久彌の映画で見たことがあります。昭和30年代前半のころの映画でしたが、リバイバルでこちらの映画館に来たものを父と観に行った覚えがあります。なるほど、ウンコは究極の兵器となるのか!と、子供心に思いましたが、南ニダ国だってそんな襲撃に対応しているようで、あの国は兵役制度があり、軍事訓練の一環でウンコで顔を洗うのだとか。北も南も国家としては破綻が近いので、最後は板門店で排泄物の投げ合いですかね?

コメント
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