のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ユーカリの木

2024年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム

 梅雨入りは例年より遅くなりそうな気配になってきました。それも良し。でも、猛暑にはなってほしくない。

 カン太君のおとっつぁんは庭に廃品集めてサウナと風呂を作っていますが、貰い物のビニールハウスの骨組みにかぶせるビニールシートももらえて、ボイラーも設置できてほとんど完成したようです。問題は電気と水なのですが、遠い将来あのあたりにも水道と電気が通ることを期待して気長に待つしかありません。

 我々の心配はおとっつぁんが孤独死した後、お馬さんと合鴨の世話をどうするかで、お馬さんの面倒など見られる人も今は少ない。こういうのも社会福祉で何とかなんねぇもんかな?そのあたり含めて「こんなところに一軒家」暮らしを計画してほしいもんです。

 こんな田舎に住み着いたオーストラリア人の陶芸家とユーカリの木について話をしました。いわゆる・一つの・燃える毒草みたいなもので、葉っぱには青酸性の毒を持っているので虫には食べられない。コアラはその毒を分解できる能力を持っているから葉っぱを食べることができるそうですが、じっとして動かないのは毒でラリっているからだとか。

 そして油成分が燃えやすいので自然発火して火事になることもあるのだとか。

 薪にすればよく燃えるのですが、燃えすぎて温度が高くなり鋳物などのストーブでは割れてしまう。鋼板のストーブでなければ燃やせない火力。

 イスラエルに行ったときにユーカリの木を見たことがありますが、オーストラリアのユダヤ人が持ち込んだのだとか。それがヨルダン川の川岸に植えられていて、その理由は、燃えやすい木なので火事にならぬよう川岸に植えていると聞きました。その油成分は揮発性みたいで、空気中に漂って燃えることもあるのだとか。

 ユーカリは硬い樹なので、いろいろ工芸にも使えるみたいで、自家製のスプーンを作って使っているそうです。

コメント
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