のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

SOS?

2024年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

 あぜ道に除草剤を散布しているおじさんとお茶飲みながら、「除草剤アートってできねぇもんだべか?」

 「トウモロコシ畑なんかに絵や文字の形で刈り取って、空から見るとアートにしている動画なんか見るけれど、それなら除草剤で絵を描く方がたやすいし、枯れた草がドラえもんやバカボンのパパに顔になっていれば、トンビやカラスも上空から楽しめる。なるほど、まともな農民じゃないとは思っていたけれど考えることが興味深い。

 「そういえば、昔北海道で枯れ木でSOSのメッセージ残していた白骨死体の事件があったな。」

 平成元年だったっけ?大雪山でそんな事件がありました。テープレコーダーに救援要請のメッセージとアニメソングが録音されていた。亡くなった人はヒグマに食われちまったんじゃないか?と、推測されていた事件でした。昨年射殺されて牛を襲う熊はOSO18と言う名前にされていましたが、なんか、このSOS事件を連想してしまいました。

 最近、北海道ではまた牛を襲う熊が出ているみたいですが、「クマを殺さないで!」と騒ぐ連中がいるので駆除もなかなか難しい。しかも相手は巨大で全盛期のボブ・サップよりもたぶん強い。絶対強い!性格的には大阪のヒョウ柄のおばちゃんの方が獰猛だけど、フィジカルはヒグマが強い。と、思ふ。

 「まあな。ヒグマ撃つなって言う人の気持ちもわからなくはねぇんだけど、相手は人じゃねぇんだから生活の領域ってぇのは赤いテープで線引けるもんじゃねぇしな。そこそこの間合いを保ちながら暮らしているのが俺ら山の中の住民で、こちらにも生存権ってもんはあらなぁ。」

 やっぱ、あれだね。供託金収めて「いい人」になってもらうのがいいね。安いと都知事選みたいに変な人ばかり出てくるけれど、供託金収めたうえであんたの正義を主張する。で、被害者がでたらその供託金没収して賠償する。責任のない権利は暴挙につながる。

 有意義なお茶タイムでした。

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