のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

百歳

2024年06月13日 | 日記・エッセイ・コラム

 猛暑の様相でしたが、わりと風があったので何とかしのげました。

 梅雨前線の行く末を案じながらの仕事になりそうで、段取りを見直さねばならない。とはいえ、今日は乾燥して埃がたつような様子だったので、風呂で髪を洗ったらシャンプーの泡に埃がカカオパウダーの様に乗っかっていました。

 夕方、満百一歳で亡くなった近所のおばあさんのお通夜に行ってきました。幼少の頃から見知ったおばちゃんだったので年寄りと言った感覚があまりなかったのですが、30年くらい前にがんを患って手術をしました。それでも軽く百歳を突破したのですから大したもんです。

 越後の国の湯沢の生まれで、実家の跡取りが私のスキー仲間だったりしたのでなじみ深いおばちゃんでした。大正12年生まれだったかな。

 私が幼少期に結核患って祖父母の元で隔離生活していた時に「栄養があるから」とヤギの乳持ってきてくれた人で、感謝しなけりゃならないんだけど、これが臭い乳で飲むのがつらかった。

 近年百歳越えが連発するようになってきましたが、おおむねこうした長生きの人って人柄が温厚で温和な人が多いです。攻撃的な人って長生きしていませんし、亡くなってからも粗末にされていますね。ああ、これも人徳のなせる業かな?

 お通夜に行った引き物持って従妹の家に行くと、高知ナンバーのクルマが停まっていました。末息子が高知県に配属されているので、カツオのたたき持ってきたのか?と思ったら、干した讃岐うどん土産に帰ってきたようです。土佐の酔っ払いにもっていってもらおうと保存しておいた貰い物のいいちこと、飛騨の濁り酒と、隣町の一升瓶ワイン持っていったら、福井の事務所に転勤になったのだとか。

 北陸に行くという話は聞いていましたが、越前ガニとのどぐろ地帯ですね。若狭カレイもいいなぁ。「生ものは難しいからとろろ昆布なら持ってこられるよ。あとは地酒次第で。またいろいろ送ってください。」まぁ、今回讃岐うどん持ってくるまで手ぶらだったから、少しは社会常識が身についてきたか。

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