越後の国に仕事に行ったので、帰りに塩沢の今泉記念館に行ってきました。
作業着で絵を見に行ったので電気工事の作業員と間違えられました。
前回時間がなくて見られなかった棟方志功展とピカソ展を見てきました。
どちらもうまいのか下手なのかよくわからない芸術ですが、なかなか実物にお目にかかれる機会がないので楽しんできました。
ちなみにこの時間帯の観客は私一人。スケッチブックもってクロッキーしたりカメラで撮影してはいけないと張り紙がありましたが、しっかり写真撮ってきました。
棟方志功もパブロ・ピカソも生きていた頃のニュースなどを見ているので、そんなに昔の芸術家と言う印象はありません。
棟方志功は生誕地の青森県の美術館も見てきましたし、棟方志功が戦争中に疎開していた富山県の福光町のお寺に美術館が開園した時には親戚が町議会議員やっていたので見に行ったことがあります。
なんといっても渥美清主演の「おかしな夫婦」でおなじみになりました。ちょうどその頃学校で版画をやったのでなおさらだったのかもしれませんが、学校では印刷室の黒いインクで版画を刷っていたので、何であんなに多様な色が出るのか?それが不思議でした。
「沢潟妃の柵(おもだかひのさく)」シリーズ。この絵ならまねができるぞ!と小学生の時に版画で彫ったことがあります。
「二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつしゃかじゅうだいでし)」ベネチア・ビエンナーレ国際美術展でグランプリをとった作品です。
全部同じ仏様に見えるので題名がないとどれがどれだかわかりません。
ピカソもエッジングと言う一種の版画の作品が展示されていました。貧しい人たちを描いた作品でした。
ピカソの素描画の実物を見たことがありますが、さすがともいえる描写力でした。これだけまともな絵が描けるのだからあんな辺鄙な絵を描かないでまじめにやっていれば・・・それで終わったのでしょうね。よくわかんない芸術の世界。
でも、エッジングの作品を見るとなるほどなぁと見入ってしまう作品でした。
最近のお気に入りは真逆のスーパーリアリズムで、千葉市にあるホキ美術館にぜひ行ってみたいと画策しています。
江戸の粋ではないけれどどこか一点崩していないと写真と変わりないじゃねぇかってところがスーパーリアルのポイントで、一歩間違えればグロテスク。
そういう意味じゃまだピカソは安心して見られますね。
1時間ほど会場で見入ってましたが、他に客は来ませんでした。料金は塩沢の湧き水コーヒー付きで520円。来月初旬までやっているみたいだからもう一度コーヒー付きで見に行きたいな。コーヒーがね、酸味のない豆でなかなかいけるんです。絵を見てから下に下りてきてサービスのコーヒー飲みながら巻機山を眺める。いい時間でした。
わいは
ほっぺの赤い女の「おっぱい」の張りの具合が好きです。
ん~なるほど…
バストアップの構図はええな~
えっ!意味が違う?
何故だか天女かなぁ?の絵は何処のお寺にも飾ってありますね。
しかし、3〜4枚目の作品は初めて拝見しました。
こういった作品もあるんですね〜
作品もさる事ながら、湧き水コーヒー美味しかった事でしょう。
何故美味しくなるんでしょう?
科学博士お教えくださいm(_ _)m
青森ならこう言って騙して連れてくるんでしょうな。
マイネ、マイネ。
記念館では棟方志功のインタビューも放映されていたはんで、字幕がないとわからなかった。
コーヒーは紙のカップにエスプレッソ方式で抽出したコーヒーでした。
湧き水、いろいろ成分が入っていますからね。微生物も?
飲んだら危ない湧き水もあるけど、あちこちの名水汲んできてコーヒー楽しむのは楽しいですよ。