のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

テロと言うより恥さらし

2015年03月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 2010円12月28日にチェニジアから始まったアラブの春と呼ばれる民主化運動。多くのアラブ諸国は独裁者を駆逐して次なる独裁者を求めて右往左往している中、チェニジアは順調に民主化に乗り移れた国だったと思いますが、イスラム過激派による博物館テロ事件が起きて日本人を含む外国人観光客に死傷者が出ています。一瞬、エジプトのルクソールの事件を思い出してしまいました。

 今回の藩校がISISとかISILと呼ばれるいわゆるイスラム国の犯行か?このところなりを潜めているアルカイーダか?その他のイスラム過激派か?連合赤軍か?枝野と革マル派か?ピースボードと中核派か?鳩ポッポの友愛か?はっきりしていませんが、世界を敵にまわしたことは確かです。

 事件に使われた銃火器はソビエトが開発したカラシニコフ銃だと言うことですが、鳩ポッポが友愛の国と呼ぶロシアから流れたものでしょうか?それとも中国のコピー製品?どちらにしても鳩ポッポの友愛仲間ですね。

 チェニジアから地中海の北側にかつてユーゴスラビアと言う国があり、今は内陸のセルビアと言う国になっていますが、その首都のベオグラードの中国大使館が中国武器商人の隠れ家になっていると言う話があり、コソボ紛争の時にアメリカのバンカーバスターが中国大使館を見事に誤爆する事件がありました。歯医者の治療のように大使館の建物の外壁はそのまま、地下深くまで到達する見事な誤爆で、あのキャンキャン騒ぐ中国が誤爆事件に対してはやけにおとなしくしていたのも、後ろめたい司令室があったからと言われています。

 多分、テロリストに武器を売ったブーメランは自らに返って来ることとなるでしょう。

 ♪明日はチェニスカモロッコか 泣いて手を振る後ろ影 外人部隊の白い服♪、その昔、1960年代頃かな?「カスバの女」と言う退廃的な歌が流行ったことがあり、唄っていたのは緑川アコと言う歌手でした。外人部隊の傭兵と盛り場の女の物語のような歌で、およそよ良い子のための健康的な歌ではありませんでした。

 緑川アコと言う歌手はスペイン人と日本人のダブルだったと記憶していますが、この時代のダブルの人は「混血」とか「ハーフ」なんて呼ばれてビミョーな暗さを持って見られていました。ちなみに「ハーフ」って「足りない」人に対して用いられる見下した言葉みたいですよ、英語圏では。

 GSブームの頃に安岡力也さんがいたシャープ・ホークスなんてダブルの集まりでしたし、リリィ、石川セリ、ジョー山中、カルメンマキ、欧米系のダブルのタレントってどこかしらアンダーグラウンドな影を持った扱いをされてきました。

 近年、全然雰囲気が違いますね。カスバの女を唄う滝川クリステルやウエンツが演じるホタテマンなんて想像つきませんし、「八月の濡れた砂」をアンジェラ・アキが唄ったらヒットしなかったでしょう。後ろに引くものがなくなりました。

 半面、半島系は居づらいご時世になりました。とは言え、彼らがテロリストではなく、彼らの祖国がテロリストなんですが、お馬鹿な国に生まれたのなら気を使って生きればやがて認められるんです。一頃の日本だって決して快く他の国で受け止めてもらっていたわけではない時期がありましたが、その地に赴いた人たちが自らの生活の中で礼節を持ち誠実でフェアな姿を見せるよう心を砕いてきた結果だと思います。

 今回の事件など、まっとうな生活を営んでいるイスラム教の人たちにとっては迷惑千万でしょう。鳩ポッポや菅直人が諸外国に出かけるようなもんですから。

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