のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

キツネの変化?

2024年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 ピーカンで蒸し暑い中、一人野良仕事。夕方近くには腕がつるなど脱水症状が出始めてヤバイなと、何とか一日持ちこたえました。

 一日雨だった昨日からキツネのミカチャンの餌置き場を屋根がある場所に変えましたが、ミカチャンはしっかりと嗅ぎつけて餌を食べたようです。おがくずの上にお礼のウンコ残してました。

 狐に化かされたという伝説は私の村にもあり、峠に住む木こりが里に出てきて冷ややっこつまみに一杯飲んで、家に戻るときに土産に油揚げ買って背中に背負って帰ったが、家にたどり着くと油揚げだけがなくなっていた。よくあるパターンの話ですが、その木こりのひ孫が私の一学年下にいました。豆腐屋さんも20世紀末まで続いていたけれど、子供たちが出ちゃいまして、今は空き家になっています。

 実は、我が家の近所にも化かされたと言いう伝説があります。同級生のノボル君が町の消防団長をしていた頃で、私が交通指導員の隊長やっていました。交通指導員なんかと違って消防団長は多忙です。他の市町村でも団長同士の会合が多々あります。あの日、ノボル君は郡内の団長会議で沼田のスナックに行っておりました。

 こうした会議が毎度のことなので奥さんが迎えに来てくれず、私のところに「迎えに来てくれ!」と電話がありました。酔っ払い運転をなくすために交通指導員も多忙です。

 会議が行われてるスナックに行くと、ノボル君は膝の上にホステスのリナちゃんを乗せて、防災への願いを込めて二人の大阪を歌っていました。私はカウンターの隅っこで会議が終わるまで焼きそば食べて待ち、ノボル君を家まで連れて帰りました。

 後日、ノボル君の奥さんが「財布にお札が一枚も残っていない。」と、問い詰めたら「どうやら狐に化かされたようだ。」と思い返したそうです。近年の狐は油揚げではなくお札を食べるのだろうか?

 私も思い返してみると、リナちゃんの胸の谷間や、ミニスカートのパンテーの太ももあたりにお札が挟まっていました。そうか!リナちゃんは狐が変化した姿だったのか!納得。

 こうして民俗学は生まれていくんですね。

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