のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

ミラノ風

2020年06月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 妙に暑い一日でした。今年初めてアブに刺されましたが、アブが出てくるときって気温が30度を超えた日が多いので、そのくらいあったのだろうか?

 お墓付近の藪を刈り払う仕事をしていたのですが、この家のお墓の戒名には皆「天」が入っていました。

 ちなみに写真は対象中ごろの墓石ですが、夫婦ともども「天」が入っている。

 「天」「空」「星」。隠れキリシタンが多かったと思われるこの土地では戒名にこの文字が入っていればたぶんコロビ(隠れキリシタンだったけど表向きは仏教徒を装っていた)と考えられます。

 天保年間の墓石などもありましたが、旧家ですね。

 戦没者もいたようで、昭和20年の2月にビルマのラカインで亡くなったようです。ラカインと言えばバングラデッシュとの国境に近い地域で、多くの死者を出したインパール作戦のあった地域です。昭和20年にはインパール作戦はすでに終わっていましたが、20年の1月にラムサー島の基地をめぐって英仏との戦線が始まっています。

 26歳ですか。大正10年位のお生まれだろうか?生きておられれば100歳か。

 「ビルマの竪琴」の水島上等兵のモデルになった昭和村の雲昌寺住職の中村一雄さん(2008年に亡くなってます)が大正5年生まれだったかな?戦後、ビルマとの民間交流に大きな貢献をした人物でした。

 中村住職にうかがったビルマ戦線の話などを思い出しながら作業してました。

 暑くて汗が止まらなかったけど、おかげさまで、一部の連中を削除すれば日本人はみな元気で暮らしてます!と、いい仕事に立ち会えたなと感謝しつつ日当たりと風通しが良い墓地になりました。

 暑さにめげず明るく働いていればいいこともあるもんで、伸びすぎたほうれん草をもらいました。

 ほうれん草は茹でて保存。

 昨日から画策していたミラノ風カツに挑戦してみました。

 果たしてミラノでこんなもん食っているのかはさておき、オリーブオイルは昨年末にもらったエトセトラ婆ちゃんオイルもあるし、ナポリタン用の粉チーズがそろそろ賞味期限切れになるので、何か作ってみようと思いつきました。

 金色になればミラノ風だと聞いたことがあったので、チーズで黄金色?と思ってましたが、世の中甘くなかった。

 さらに、パン粉買っておくの忘れたので、わずかばかり袋に残ったパン粉を強引にこすりつけて作ったもんだから、途中で落ちてしまいました。

 でも昨夜から下味付けこんでおいたので、何とかなりそうな出来でした。

 デザートはプリンアラモードか東京アラートか?

 88円で売られていたフルーツプリンにしました。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
間に合わなかった (萌ゆりん)
2020-06-05 19:10:39
横田滋さんが亡くなったと報道がありました。
めぐみへの誓い、見ていただきたかった。
あとわずかのところで間に合わなかったのは前年の極みです。

こうなったらめぐみへの誓いを世界中に知らせることが弔い合戦じゃあ!
訂正 (萌ゆりん)
2020-06-05 19:11:35
×前年
○残念
無念です (山仕事の人)
2020-06-06 08:38:57
 無念ですね。「めぐみへの誓い」撮影中の頃には随分衰弱しているという話を伺いましたが、せめて映画完成をという思いも届かなかった。

 有本さんのお父さんも鬼籍に入られてしまいましたしね。

 悪法も法なり、というのなら法改正で奪還できた可能性も。なんて考えてしまいますが、やたらと悔しい。

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