のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

やぶ蚊

2020年06月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 お蚕様を飼っている部屋は換気のために窓を開けて網戸にしていますが、やたらとやぶ蚊が入ってくる。

 カイコと言う虫を飼っている都合上、殺虫剤や蚊取り線香を使うことはできないので、もっぱら飛んでくる蚊を迎撃するしか手段はないのだが、一日三回の世話で毎度4-5か所刺されてます。

 国会では敵基地攻撃を防衛とみなすかが論議されている中、すでに建物周辺の敵基地攻撃を開始しているのですが、こうたびたび雨が降っては敵の本拠地が分からないベトナム戦争の米軍モード。カイコがいるので枯葉剤散布もできない。

 例年、蚕が入って来る前に建物内外の消毒をするのだが、今年はコロナで騒いでいたので蚕を飼うのは様子を見ようということになっていました。

 養蚕の先生がある日突然「お蚕様持ってきたよぉ~」とやってきたように見えましたが、事前に入ることは知らされていたようです。ただ、連絡を受けたのがスマホ目になっているゆとり世代だったもので、「ハイそうですね。」と右の耳から左の耳に話が抜けてこちらには伝わっていなかった。

 真珠湾攻撃の電報を受けた米国の日本大使館みたいなもので、通告前にカイコが入ってきてしまった。しかも蚕の世話をするおばちゃんが病院で介護されているさなかに。

 戦略なき戦術のみの後手に回ってしまったのでやぶ蚊のゲリラ作戦に手をこまねいている。

 昨今のニーハオの近隣諸国への「侵略」行為はやぶ蚊の戦術と似ている。

 河野防衛大臣は日本の接続水域を潜水したまま通過した潜水艦がニーハオ軍のものと公的に発表しましたが、異例なことですね。潜水したまま他国の了解に入った場合、撃沈しても構わないというのが国際法で、かつてソビエト潜水艦が潜水したままスウェーデン領海に入ったのを、スウェーデン軍は攻撃してます。

 第一次大戦も第二次大戦も中立であり続けたスウェーデンでさえ、こうした対応をします。

 なんだかんだ言っても「法」が理解できたソビエトは自国の潜水艦が沈められてもダンマリをしていましたが、ニーハオはそこまで民度が成熟していないですからね。国上げて大騒ぎした上に乗組員の遺族と称する婆さんがヒステリー起こして藁人形に火をつけて踊りまくるのでしょうが、もっとバカなのは日本のマスコミで、ここぞとばかりに感情論振りかざして銭儲けに走るのでしょう。

 ニーハオ潜水艦が潜水したまま領海に入ったことを国名を挙げて発表したのは、国際的に違法行為が行われていることを認知させることで、将棋で言うなら「歩」を一歩動かしただけでしょうが、形勢が変わる前兆かな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする