のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

梅雨入り直前

2020年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム

 東海地方まで梅雨入りになったようですね。こちらの晴れ間も今日までみたいです。ここからひと月少々は雨雲との駆け引きです。

 ログをポストアンドビームで組んでトラックの車庫作りを始めてます。

 ようやく材料がそろったので皮むきをしていますが、炎天下の作業は山仕事よりきつかった。

 屋根材にする材木は製材してもらうことにしましたが、製材所で計算してもらったらまだ板になる材木が足りない。太めのスギを2本ほど切ってこなければならない。

 今は材木つくりに最高に悪い時期。いわゆる、最悪の時期。木は水をたっぷり吸っているし、ややもすると虫が入る。乾燥させても狂いやすいのですが、そこは「釘で強引に打ち付けちまうべぇ!」力わざです。

 私が小学生のころまでは牛に牛車を引かせて材木積んで持ってくれば、山仕事のおじさんは自分へのご褒美に帰りに酒屋の裏で缶詰肴に一杯飲んで、酔いつぶれたら牛舎に乗せてやれば牛が家まで送ってくれる自動運転システムができていましたが、今や材木は安すぎて手間賃も出ない。

 昭和30年代初めに木材の輸入自由化が決まり、私は林業が衰退して死に絶えていく光景を眺めながら育ちましたが、その代わりに工業がけん引してくれると期待していました。でも今やそれらも国外に出て作るご時世。

 群馬県は県知事を元国会議員の山本一太がやっているのですが、前の知事の業績を否定しているのか、県内産材木を使った新築に対する助成金を突然打ち切ってしまったために、製材屋さんはコロナ以前に危機が押し寄せてました。

 目先に見えるものにしか反応しないパフォーマー。軽さも相まってそんな風評が飛び交いだしています。

 昨年は愚策としか言いようのない法律が通過しました。働き方改革、外国人雇用の関する法律、レジ袋有料化法案。こうした無駄な法案が通ると不思議と災害が起きる。

 リーマンショックの時も金融の総量規制が施行されたものですから、中小企業は資金繰りが難しくなって次々外業する時代になってしまいました。あの頃、半年ほど100kmほど離れた街に通っていましたが、夕方帰るときについていた工場の明かりが日に日に消えていく。あ、こりゃ大変な不景気になるなと思ったもんです。

 民主党政権の頃は就職氷河期で、スキー場に来る学生バイトの多くは卒業後失業者と言う暗い世相でしたが、企業が次々と国外に出て行ってしまったのもこの時代で、政権が後押ししていました。そして大震災。

 リ-マンショックにしても今回のコロナ騒動にしても、影響の少ない日本ですが、雰囲気がそうさせてくれない。

 世情の風の影響が少ない沈んだままの山間僻地なので、これ以上落ちようはないけれど、上を見上げるに頸椎ヘルニアで首が痛い。

 ♪Let it go Let it go♪ほっといて!て感じですね。ネズミー映画のアナコンダと雪の女王だっけ?

コメント (4)
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