のら猫の三文小説

のら猫が書いている、小説です。
質問があれば
gmailのnaosukikan
まで連絡ください

新しい子猫たち No.719

2016-02-28 00:00:48 | 新しい子猫たち 

ブーハ君は、先生だった 兄ちゃんの親父さんを遥かに超える棋力が出来ても、ここに通っていたのにはワケがあった









モーリー君とチャミー君もそこそこ強いので、将棋相手にはなったが通算成績ではブーハ君が圧倒していた









モーリー君は好不調の波が激しく、ブーハ君に簡単に勝つ事もあるが、連敗続きの事もあった。









チャミー君は子供のくせに、コーヒーそれも本格コーヒーが好きで、家でも子供のくせにといわれるので、ここでコーヒー豆を挽いて飲んでいた。ヤタラと長考する癖もあった。ただブーハ君にはたまにしか勝てなかった。









二人はブーハ君に勝つ事を目標としていた。









ブーハ君がこの将棋スクールにくるのは、ナベと言われた 敷地内の猫と対局するには




コネコネット内の将棋囲碁のコーナーに接続しないといけないのだった









コネコネットは世界各地の猫ハウスや動物愛護施設にはあるがオープンネットではなく、猫たちのためのネットだった。外部アクセスは出来ない建前だった。









因みに囲碁は、中国で香奈オフィスが作っていた猫ハウスでは結構人気があって、中国各地の猫たちがそれぞれチームを作り、チャイナキャット選手権まである程だった。









ナベ君は、あの子猫が将棋に強い猫が日本の敷地にいると紹介してくれた。









この将棋スクールではブーハ君は天下無敵ともいわれていたが、ナベ君には勝てなかった。それが悔しくて、よく将棋をネットで指していた