この猫の運用は、やがては 新しく運用しながら運用アドバイスをする会社になっていくのだったが
この時は まだ会社としては模索していっていた段階だった
日本のジブ総研やアメリカジブ経済研究所とも連携を図り
罫線屋たちの意見も取り入れて
ジブのアメリカでの運用活動をサポートする会社にまでなっていくとは、誰もまだ思わなかった
加代子の運用は、天才 加代子のヒラメキに大きく依存していたが
加代子自身が、リスク回避のために違う運用スタイルも大切と思っていた事もあって、カヨコファイナンシャルは 委託運用もしたが、人もここに出していた
天才 加代子 のヒラメキとは違い、ミスターと呼ばれた 猫は、実に組織だった運用チームを育成していった
これは、リトルチャも 唖然 としていた。リトルチャの運用も、リトルチャの神がかり的な運用に依存して
長く側でみている筈のリトルリトルチャでもよく判らない所があったが
ミスターの説明は、実に簡明でありながら、理論的でもあった
経済理論も二つの研究所からの意見も取り入れて、実用的な運用指針を作っていた
神子も感心していた
運用成績もびっくりする程ではないが、着実に利益を上げ、株式先物だけでなく、他の分野にも応用できるものだった