のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.701

2016-02-09 02:10:07 | 新しい子猫たち 




ジブトラストは、今や 大きくなりすぎていて





通常の業務は、神太朗 神子 神之助がそれぞれ決断して進めていた





折にふれて 香奈には報告はするが


香奈は一応聞くだけで、決めた事をちゃぶ台返しのようにひっくり返す事はなかった。





余程の事があれば変更を求める事があると言われていたがそれはなかった。





三人の間の業務の区分は、微妙だったが、配下の人たちがそこは動いて、なんとなく決まっていた。





神子がジブアメリカから、委託運用させて、人も派遣した事は、神子は報告していた。今のジブにとってはたいした事ない金でもあって、ジブアメリカへの指導権は神太朗にあるのだったが、取引になると神子が全ジブトラストについて指揮権もあると考えられていて、神太朗オフィスの幹部もそれはいいですと神子オフィスの幹部に云って決まった事だった。神太朗はああそうであっさりと了承した程だった。





ジブトラスト本体からの委託運用もしてはいたが、海外のタックスヘイブンの資産管理会社からの委託運用としていて、ジブ本体からは人も派遣してはいなかった








神子は短期間ではあったが神子の側近をミスターのいる所に研修にだそうと思った。そいつはそこそこの地位も識見もあって、香奈にもご説明とかに行った事もある人なので、神子は香奈にこうしますと事前に報告していた。





香奈はその派遣については、何も云わなかったが、その研修にいく人を自分の部屋に呼んでいた





簡単な動画を取ってきて欲しい、どんな猫か写真よりも動画の方がよく判る





香奈はミスターと云う猫に大変興味があった。取引云々は神子たちが判断すればいい事だ、報告されている範囲ではそんなびっくりする運用成績とは思えないが、天才 加代子も神かがり猫のリトルチャも感心しているらしい、リトルチャが云うのには、全体として利益を上げるようにする、自分だけ儲ければいいのではないと思っている猫らしい。どんな猫なんだろうか