ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ロシアW杯6

2018-06-29 19:07:00 | 日記
うーん…ま、色んなご意見があるとは存じますが
W杯に出た以上、決勝トーナメント進出にこだわるのは当然ですし
そのためには「他力」という手段もアリかな(笑)

甲斐さんが、LEGENDSで…「選手が能力を活かすことが大前提なんですけど
その前にまず、監督が徹底した戦略と
やっぱ色んな複数のアイデアを持っとかないと無理ですから、選手を活かすことは…
あと、やっぱり、困った時にどれだけ引き出しを出せるか
引き出しがあるか…っていうね、ことです」…とおっしゃってましたが

この「戦略」という言葉は「戦術」と同じく、元々は「軍事用語」で
どうやら「ドーハの悲劇」以降、サッカーにも使われ始め
日韓W杯辺りで定着したらしく
現在は「ある目的を達成するために取る手段、方法」という意味で使われてます

ただ「戦術」が、個々の戦闘を考えるのに対し
「戦略」は、戦争全体の計画や運用を指していて
時間的な範囲や規模が大きくなり
「目的達成のため大局的に事を運ぶ方策」とされているみたいで

昨夜の試合は、スタメンも、最後のパス回しも、その「戦略」と捉えるならば
全ては、決勝トーナメント進出、更にその先の試合まで視野に入れたものでしょうね

西野監督は「マイアミの奇跡」を含め
2勝1敗という成績だったにも関わらず
決勝トーナメントに進めなかったご経験をお持ちだし
試合に勝っても、その先の目標に手が届かないやるせなさは
身に沁みておられるんじゃないかと…?

ポーランドに先制された時、他会場はスコアレス…
1点取らないとグループリーグ敗退という状況で
必死に点を取りに行こうとしていたら、コロンビア先制との情報が入り…という
この短時間に「最良」と思われる策を選択なさって
長谷部選手をピッチに送り出された
その迷いのなさは、あっぱれだったと思います

ジーコ元監督が、ドイツ大会のオーストラリア戦で
日本が1点リードの場面に、小野選手を投入なさった際
「もう1点」なのか?「守り切る」のか?が判りにくくて(苦笑)
当の小野選手も含め、ピッチの中が混乱してしまったことがありましたし…(汗)

(まあ実際は、疲労している中盤にフレッシュな小野選手を入れることで
ロングボールを放り込んで来るオーストラリアに
中盤を落ち着かせて対処しようという意図だったようだけど…)

もっとも、セネガルが怒涛の反撃に出ることは想像に難くないし
コロンビアがそれを防ぎ切る保証は何もない…って
ある意味、あの場面で日本代表が点を取りに行くより
リスキーな方法だったかも知れませんが…(苦笑)

実は、我が家では、この場面にデジャヴ感が満載(苦笑)
甲斐さんも絶賛なさっていたメキシコが
初戦で優勝候補のドイツを破ってから、すっかりファンになり(笑)…って
奥さんはベラ選手が「エロかっこいい♪」とお気に入りみたいだし…(笑)

韓国も撃破して、勝ち点6となった第3戦
対するスウェーデンと、別会場のドイツは共に勝ち点3で
ドイツの対戦相手の韓国は、すでに敗退が決定していたため
決勝トーナメントへ進むには、メキシコは引き分け以上
スウェーデンとドイツは勝利が必須条件…
ね?ナンか聞いたことのある感じでしょ?(笑)

更に…高い壁となって立ちはだかるスウェーデンの前に
クロスボールやヘディングは、ことごとく弾き返され
ドリブルや縦パスは、ほぼ全員が引いて守るスウェーデンのエリア内に届かず
チャンスを作る機会も少なくなって来て
イヤ〜なムードになったトコへ、スウェーデンの先制点(汗)

決勝トーナメントへ頭ひとつ抜けていたはずのメキシコが
他会場の結果によっては「敗退の危機!?」という状況に追い込まれ
シャカリキになるも、これといった打開策もないまま
スウェーデンに追加点を取られ大ピンチ…(汗)
時間が残り少なくなる中、飛び込んで来たのが「韓国先制!」の一報

我が家は、テレビでメキシコ戦を
iPadの音を消し、字幕を出してドイツ戦を観てたんだけど
思わずテレビのチャンネルを変え、メキシコ戦は、iPad送りに…(笑)
あんなに真剣に韓国を応援したのは初めてかも知れません(笑)

ただ、そこはやはり日本を応援するのとは違い
「どうせならメキシコに進出して欲しいな♪」といった思いだった訳で
メキシコのサポーターはもちろん
エルナンデス選手が、他会場の経過をチェックしているのを観て
こんな進出の決まり方って、すんなり喜べるのかなあ?
…という考えが、チラッと頭をよぎったのは確かです(苦笑)

奥さんは、まさかその時に口にした「明日は我が身」という言葉が
こんな形で返って来るとは予想もしてなかったんですが(汗)
ホラ、例の「メキシコ人と体格が似てる」とか
「メキシコが出来たら、日本も出来る」云々が頭の片隅に残っていて

長身の選手が多いチームを相手に、空中戦で競り負けたり
引いて固められた相手ゴールの前で
横パスやバックパスを繰り返す内にカウンターを食らったり…といった場面に
サムライ達の姿が重なって見えていたのかなあと…(汗)

今いちばん思うのは、開幕前には、さして期待していなかったのが(失礼!)
初戦でコロンビアに勝ち、セネガルに2回も追いついて引き分けに持ち込んだ途端に
当然、ポーランドに勝利し、決勝トーナメントへ行けると
勝手に期待して舞い上がってしまったために
昨夜の試合運びに不満を抱く…というのは
我が家も含めて、如何なものか?ってことです(苦笑)

池上彰さんが「新聞ななめ読み」というコラムで
「セネガルと引き分けた興奮が冷めた頃の26日付朝刊の記事」を比較されていて…

「身体能力が高い相手に、日本は逃げずに真っ向から挑んだ
『デュエル(決闘)』ハリルホジッチ前監督が口うるさいほど求めた局面の厳しさ
この日の日本には、それがあった」との記事に

「おや、珍しい。大会直前に解任されたハリルホジッチ氏の指導を取り上げています
前監督の薫陶の成果がやっと出たと評価しているようにも読めます
前監督に対する低い評価が氾濫していただけに、新鮮な視点です」
…って、皮肉なんでしょうか?(笑)

まあ、甲斐さんもドイツ vs メキシコをご覧になって
「ハリルホジッチは、これがやりたかったんだ!」と思われたみたいですが
やはり「コミュニケーション不足」のために
そのやり方が選手には伝わらなかったのか?
それ以外の意見に耳を傾けなかったために
選手の方も聞く耳を持たなくなったのか?(汗)

ともあれ…池上さんは「日本がコロンビアに勝った途端
テレビ各局の日本代表への手のひら返しの再評価は見ていて恥ずかしくなりました
大会前には西野監督のことをあげつらっていませんでしたか」とか(苦笑)

「日本代表のメンバーが発表になった時
『驚くほどサプライズなし』というスポーツ紙の見出しもありました
『難敵セネガルを相手に乾、本田選手の得点で2度も追いつき
引き分けに持ち込んだ試合は感動を呼んだ』
私たちが、いかに勝手でムードに流されやすいことか」と記されてますが(苦笑)

そうやって手のひらを返して、少しの間でも元気が貰えるなら
それはそれで、悪いことではないんじゃないかと…?
ただ「勝てば官軍…」とはいえ
今回は負の方向に手のひら返しをしている感じがなんだかなあ…(苦笑)
まあ、熱しやすく冷めやすいのは、今に始まった訳じゃなし(笑)
だって、今「カーリング女子」を話題になさってる方
身近にいらっしゃいますか?(笑)
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