前回の放送で、甲斐さんが「今日かけてるのは
えー、マスタリングが済んだ音源をかけてるんですけど、まだ全部済んでないんですよ
だからもう、次回…次回はもう『ノワール・ミッドナイト』の…
えー、特集を…アルバムの特集をやります、ハイ
えー、まだ全部、済んでないんで…ということで…」と予告なさっていた通り
今回は、甲斐バンド16年ぶりのニューオリジナルアルバムの特集なんですが
オンエアーされた時点では「初のお披露目」だったものの、もうすでに発売日を過ぎ(苦笑)
今週末からスタートするホールツアーに向けて
ガンガン聴き込んでおられる方も少なくないんじゃないかと…?…という訳で
実際にアルバムをお聴きになった上での、甲斐さんご自身による「解説」として楽しんで戴ければ…と存じます
…って、奥さんは、この放送の2日前…発売日の1週間前に
甲斐さんが、関西プロモーションの際に、よく出演される「コンちゃん」の番組や
押尾コータローさんの「押し弾き」を放送している
MBSラジオ
…の深夜番組「Music Treasures」が、このニューアルバムをフルで流しているのを聴いてビックリ!
イヤ、たまたま、MBSが「甲斐バンド特集」を放送することを知って
「ただ曲を流すだけで、甲斐さんのコメントがある訳じゃないでしょ」と思いつつ録音を予約し
その放送日の昼間に、母上宅の整理をしながら、BGM的に聴いていたところ
前回の「LEGENDS」で聴いた、新しい「黄昏に消えた」が流れ出して「えっ!?」となり
続いて「Blood in the Street」が始まるや、ニューアルバムの収録曲順をチェック
3曲目は、明らかに初めて聴くナンバーながら、どうやら「タイトルチューンらしい」と思い
この番組のオンエアリストを見てみたら、ランダムに配された甲斐バンドの名曲の数々のあと
「収録曲」と全く同じ曲名が、同じ順で10曲並んでいて「どーゆーこと!?」状態に…(笑)
まあ、各放送局に宣伝用の音源が配られていたとしても、発売日前…
甲斐さんご自身の番組で流されるよりも早くオンエアーってアリなんでしょうか?
ローカル放送局とあってか?甲斐さんの事務所からは、何も事前のお知らせはなかったようだし…って
もっとも、オンエアーの許可はなさったとしても
「どうぞ聴いて下さい!」とはおっしゃらないかなあ…?(苦笑)
奥さんは、サブスク愛用者ではないので、アルバムを引っ提げてのツアーの際には
いつもCDからUSBなどに移して「旅のお供」にしているんだけど
今回は、スマホの録音アプリに保存してある、このラジオ音源を連れて行くことにしたらしく
「絶対に失くしそうだからイヤ!」と言っていた、ワイヤレスイヤホンを購入した模様…(笑)
それはさておき…「えー、収録している今日は、5月2…8日ですね、ハイ
大谷が…ドジャースの大谷が、2試合連続…えー、1番(打者)で、先制打を2試合連続放った…
次の試合(の日)です…今日は三振でしたね(笑)
昨日…えー、一昨日は、2…2球目にホームラン、昨日、初球ですね
えー、だから、試合開始…始まって7秒でした、スゴイよね(笑)どんだけ気合い入ってんだ!?
ドジャース(の選手は)、みんな結構早いんですよ、あの…スタジアムに入って来んの
それ、ナンでか?って言うと、ロバーツが…あの…監督が、午前中に絶対みんなで…
みんなでミーティングする…集めて、お昼前に…
だから、えー、それを…それを…ミーティングやったあとに、えーと…昨日かな?
昨日かナンかは、えー、(大谷選手が)ピッチング練習やって…あっ、一昨日か?
…で、ついに、あのー、スライダーを投げてましたからね
えっと、それを、ダ…えー、キャッチャーのすぐ後ろのバックネットの所に
キケ・ヘルナンデスがもう、ドカーッと座り込んで…(大谷選手が)トンでもないスライダー投げるんで
拍手喝采、ヤンヤしてましたけど、ヘルナンデス、単なるファンですから…スゴイですね、キケはホントに…
…で、あのー、えー…で、その久しぶりのピッチング練習だったんで
あの…キケ・ヘルナンデスが持ってるの…あのー、あの…ピッチャー用のヘルメットなんですよ
…で、あのー、向こうは、9回になって点差が開いてると
『ピッチャー注ぎ込んだりするのも勿体ないから』って言って
内野手とか外野手に投げさせたりするでしょ?それで、こないだ、キケだったんですよ
その…打球が当たったりしちゃいけないんで、その頭…選手を守るための特別なヘルメットなんですけど
ナンか、なかなかの…なかなかの…イイ感じの、なかなかのヘルメットなんですよ
それ、こう…帽子の上からスポッと、こう…あの…被るだけなんですけど
それを、あのー『貸すから』…まっ(大谷選手は)久しぶりでしょ?ピッチング…
…で『打球当たったら危ないじゃん』って言って(キケ選手が)差し出したけど
『絶対要らない』って、大谷が…(笑)『そんなの要らない』って…(笑)
あのヘルメット、ちょっと欲しいなっていう…ナンかこう…ちょっとアーミーみたいな感じの…
軍隊っぽい感じの、雰囲気もある…なかなかのヘルメットなんですけど…」
…と、今回の「俺の大谷」トークは、ピッチャー用のヘルメットに着地(笑)
そして…「えー、というようなことで…えー、ついに、あの…アルバムが
6月の11日にリリースされるんで、ねぇ?『ノワール・ミッドナイト』…ハイ
えー、まあ、そうですね、ここ10年くらい…えー、書いてた曲…
それから、発表したりとか、えー、諸々してた曲があって
それを、えー、セルフカバー、リメイクしたりとか、色々…
更に、それに新曲を織り混ぜてリリースすると…
…で、まあ、あのー、このあと、ツアーがありますから、ホールツアーが…
だから、メンバーのモチベーションが上がるように…っていうことで
松藤英男と、メンバーの、その…田中一郎に
『自分の中で、一番イイと思える…誇れる曲を下さい』って言…言ったら、松藤は2曲渡して来やがって…
『お前は、そんなに誇れる曲がないのか?』って、俺からツッコまれるっていう…(笑)
『お前のベスト1っていうのを出せ!』っていう…
案の定、2曲の内、1曲は全然、訳判んないの…『これ、ナンなの?』っていう…
…で、もう1曲も、メロディーは良いんですけど
詞が、ナンか、誰に向かって歌ってるのか?全く判らない詞で…
それはもう、70%、僕が書き直したんですけど…
…で、タイトルも僕が付けて…『ブルー・ピリオド』って言うんですけどね
田中一郎のヤツは、なかなかのヤツだったんで
それは、まっ、ちょこっとだけ書き直したんですけど…」と
ビルボードツアーのMCで、話されていたのと同じように評されてましたが(苦笑)
確か、イチローさんの曲に関しては「方向性が違う」と、おっしゃったらしく
奥さんが、心の中で「方向性の違うメンバーって大丈夫なの?(笑)」とツッコんでたような気が…?(笑)
そうそう!その「ブルー・ピリオド」という曲に
松藤さんがお付けになっていた最初の曲名も、MCのネタになさっていたそうだけど(笑)
元々は、1986年の甲斐バンド解散後に、松藤さんがリリースなさった
ソロアルバム「プライム」のオープニングを飾った曲だったんですよね?
我が家は、アナログレコードが聞けないので、気づかなかったんですが
奥さんが甲斐友さんに教えて貰って、ネットの動画で聴いてみたら
確かに「70%」くらい?歌詞が変更されてました(笑)
それはともかく…
「まっ、そういう…メンバーのモチベーション上げるために、そういうのも、ちょっと入りつつ…
…で、あの…一番最後に入ってんのは、亡くなったリードギターの
大森信和のラストセッションからのメモリアルテイク『RINGS』…ね?
えー、なかなか切ない…えー、ナンバーですけど…
これを松藤が…松藤ね、なかなかね、自分の書いた曲はそうでもないのに、なかなかやるんですけど…
大森さんが、こう…『体調悪くなっ…りそうな時にね』って言って
自分のスケールを…色んなピアノで、スケール弾いて、まあ、ある程度、こう…コード進…
進行してる状態を作って…で、パットと、それから…まっ、ちょっとビミョーなパーカッションかな?
そういうので『これで弾いて』って言って…
それを、数日後に、大森さんがバリバリに弾いたヤツを録音してたらしいんですよ
…で、10年以上前なんですけど、それをずっと持ってたっていう…こう…なかなかデカした!松藤!
そのデカした感じで、良い曲書こうよって感じでした…だったんですけど…スイマセン、余計なこと言ってますね
なかなか、あの…攻めたアルバムになってると思う、ハイ
えー、で、今日は、そっから…アルバムの特集をやろうと思います」
…とオープニングトークを締めくくられてましたが
甲斐さんは「セイヤング」で、松藤さんに
「大森さんが、最後に延々弾いた…延々、こう…ギタープレイしたテープ、持ってんでしょ?
それ、今度のアルバムに、ナンとかしようとしてるでしょ?(笑)」とお訊ねになり
松藤さんが「えっと…今日、タケに渡しましたよ、音源(笑)」とお答えになると
「スゴイなあ!(笑)…それより、自分の曲作って、早く俺に渡せよ!(笑)」とツッコまれながらも(笑)
「松藤はさ、ナンか、あの…甲斐バンドの…こう…資料…
まっ、例えば、あのー、51年前にアマチュアの時に作ったデモテープをちゃんと管理してるとか
あの…色んなそういう資料、いっぱい持ってるんですよね?松藤スゴいよねぇ」と、おっしゃって
「甲斐バンドのビル・ワイマン(笑)」の存在に感謝なさってましたよね?