ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐よしひろのセイ!ヤング21(1/20)その9

2023-02-24 18:59:00 | メディア
「ハイ、ということで…えー、これ!今日はもう、これをかけたくて…ですかね」と甲斐さん
「僕、実はもう…あの…1965年…まあ、ハイ、ジェフ・ベックは、とにかく…
これ、1965年に発売したんですね、これ、このアルバム…

えー、ジェフ・ベックが…とにかく、えー、亡くなりまして
一応、僕、あっという間に全部買ったんですよ、もう1回…
『ベック・オラ』から何から買ったんですけど
やっぱり、過去のジェフ・ベック・グループの音源は、やっぱ、音が良くないんですよね
今、新しくマスタリングしても…

僕『監獄ロック』かけようと思ってて…あの…
あの…ロン・ウッドがベースじゃないですか?えっ、ナンで!?って思ったんですけど…
やっぱり、ジェフ・ベックのソロになってからの方が、圧倒的に音は良いんで…
すると、やっぱりコレですか?一番ベタな展開なんですけども…

えー、ジェフ・ベックと、それから…withロッド・スチュワートということで2人でやった…
もう、これ、あの…曲…ナンて言うのかな?
こう…ボーカルの合間に鳴っ…鳴ってるギターなんですけど
まっ、そののち、エンディング延々、こう…かけますけど…

歌う側だとさ、やっぱり、ナンての?歌の方にちょっと気持ちが行くじゃないですか?
耳が行くから…だから、一瞬ものすごい上手いこと、やってるんだけど
やっぱり、ソロでやってる訳じゃないから、やっぱ、その…いいトコで
あの…ロッドが、あの…『イエーッ!』とか言うからね

あの…『言うな!言うな!』って思うんですけど…『そこは言うなよ!』って思うんですけど
そうはいかないもんね、やっぱり…
えー、まあ、そのジェフ・ベックのアルバムから…えー、一緒に…
2人でやった、その曲を聴きましょう」と『ピープル・ゲット・レディ』を流され

曲明けには…「ハイ、ということで…えー、ジェフ・ベック…まっ、素晴らしいですね
もう、ピッチが異常なくらい…まっ、たぶん、一番良いですね、この人がね
えー、3大ギタリストの中でも…まっ、でも、あの…ちゃんと分かれてて…

やっぱり、ツェッペリン、ね?ツェッペリンはもう…えー、もう…ナンての?こう…リフの…
(『オーケストレーションのギター、オーケストレーションの…』と松藤さん)
いわゆる自分でリフを作って、そのリフの繰り返しで、どれだけ反映さして行くかっていう…
で、ピッチが良いのは、この人で…で、まあ、ブルースに傾倒したのは、クラプトン…
っていうことなんですけど…そうですねぇ…

まあ、ミックの、あのー、最初のソロの作品
『シーズ・ザ・ボス』も、ジェフ・ベック、3~4曲弾いてますけど…
あと、あの…ドアーズのギターとか、えーと、あの…フリートウッド・マックのギターとか
爪で…(『指で…』)…そうですね、爪で弾いてて…

で、えー、ジェフ・ベックも、もう、このアルバム…これ、1985年に出てるんですけど
このアルバムの時はもう爪で弾いてるんですけど、でも、これが…これでもまだ満足しないで
何年後かに、2年間だけ『ちょっと、俺、1回…もいっかいやるわ』って
あの…鍛練…修行って言って、1回ちょっと休んだ時もあって…恐ろしいですね、この人…

(『スゴイですねぇ!』)…これでいいじゃんね?(笑)
(『許せなかったんでしょうね?思ったように…』)…ねぇ?
(『そのあとの2000年のライブ、ホントにスゴかったです!』)
スゴイ!スゴイ!あの女性ベーシストが…彼女も若いのにねぇ、すごい良かったもんね

ナンか、アレで、こう…やっぱり、音楽がどんどん変わって行く…
『ああ!音楽変わって行くな』って感じが、すごいしたもんね
まあ、グラミー(賞)8回獲ったという…ジェフ・ベックね…
ホントに残念ですね」と偲んでいらっしゃいましたが

この訃報に関して、萩原健太さんは…「エレキギターは『未完成な楽器』だ
ピアノのように正確に音程は取れない。少し弦をずり上げれば音程が変わるし
(弦の張力を変える)トレモロアームで音もうねうねさせられる。隙だらけなんです
その隙を可能性に変えたのが、ジミ・ヘンドリックスとジェフ・ベックだった

ただ、ジミヘンは60年代に奏法やサウンド面で革新をもたらし、70年にこの世を去ったのに対し
ジェフはロックの誕生からずっと音楽を続けて来た
ギターシンセサイザーや(人の声に似た音が出る)トーキングモジュレーターでの演奏など
新しい技術を用いながら、時代に合わせ、ギターの未完成な部分や隙を
全て次の時代に向けた可能性に変えて行った
ギターに歌心が満ちていて、歌詞が聞こえて来るようだった」

…と、やはり甲斐さんと同様の感慨をもらされ
更に…「ジャズやクラシックなど、あらゆる音楽を否定せずに取り込みながら
その時代の最先端の音の中にぶち込んで行った
サウンドの幅が広く、ファンでも部分的にしか好きになれない人もいたと思う
でも、その多様性を味わい切れるくらいに、リスナーとして育って行くことが
最大の追悼になるんじゃないでしょうか?」とおっしゃってました

その萩原さんの記事と並んで掲載されていた野口五郎さんの寄稿文には…
ジェフ・ベックがクラプトンと2009年の日本公演で競演した際に
「激しいギターソロを抑えていた時代もあったクラプトンが
あれほど手数多く弾きまくるのを数十年ぶりに見ました
クラプトンにそこまで意識させる存在なんだと思いました
でも、ベックはいつも通り、一発の音で表現しちゃう

彼は、ギター研究者、博士だった。彼の前にジャンルの壁はなく
エレキギターという楽器の可能性をメチャクチャ開拓した
あらゆる音楽を知った状態で、ギターで何が出来るのか?その探求は死ぬまで続いた

そして、いつも演奏を超えて『思い』が溢れ出ていた
『ギターが泣く』とは、よく使われる表現で、クラプトンもサンタナもそう
でも、彼のギターは、泣くだけじゃない。怒ることも喜ぶことも出来た
無機質なはずの楽器と指だけで、喜怒哀楽の全てを表していたんです」…と記されていて
甲斐さんの「そこは言うなよ!」という言葉を改めて噛みしめた次第です(笑)

それはさておき…「ハイ、ということで、えー、ここでちょっと告知をやりましょう
1991年、これ…ああ、違うか…1990年の10月5日に、僕がやった…
えー、まあ、2DAYSやったんですけど、そん中の1日…
えー、それが『Funk Up +』ということで…」と円盤リリースの告知

そして、タワレコ新宿店でのパネル展にも触れられ
「それに合わせて、サイン入りサービスレシートが発行されると…
これ、お金を払ったら、レシートが出て来るんだけど
えー、僕の写真に僕のサイン…(『サイン入りで…』と松藤さん)

ハイ、あのー、ハイ、ええ…毎回やってませんよ!(笑)印刷ですからね
(『全レシートに(サインするために)…他にもう1人(レジ)横で待ってる?(笑)』)
レコード屋のカウンターで…(笑)…えー、で、発行されて、ね?」と話されてましたが(笑)

甲斐さんが、レジカウンターに待機なさってる…なんてことになったら
奥さんは、パネル展の開催期間中ずっと東京に滞在して
朝から晩まで、タワレコに詰めること間違いなしです(笑)

そうそう!奥さんが「まさかの当選(笑)」を果たした
「FLASH BACK」リリース記念のパネル展で
奥さんが「一番欲しい!」と願っていたパネルは
この「Funk Up」のライブ写真…「ピアノの上に寝そべる甲斐さん」でした(笑)

ともあれ…「ということでですね、ナンか、あのー、まっ、これは…あの…ナンての?
ソロの展開なんですけど、1日目がアコー…あっ!違った!
1日目がこの…あっ、そう、アコースティックだね
で、えー、で、結局、この『Funk Up』が次…
全く違うメニューを2日間でやったんですよ…(『大変だな、それは…』と松藤さん)…うん
だから、あの…『絶対やるもんか!』と思いましたけど…(笑)」と話されてましたが

確かに、1990年の10月5日と6日の2DAYS
「ダブル・イニシアチヴ」として「全く違うメニュー」のライブを敢行なさっているものの
当時の小冊子というか、チラシ的なリーフレットによれば
5日が「Funk Up」で、6日がアコースティックライブとなってました(笑)
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