「初日を終えて」というクレジットが出て…
楽屋で飲み物を手になさったイチローさんが
「自分なりに今回のツアー、甲斐バンドをある種、全う出来たかなと…
で、なんだろね…反省なんかする必要ないんですけど
色んな意味で、もっともっと熱く出来るっていう風に…
それよりも、オーディエンスが準備万端で整ってたんで
そこにノセられてやった感じはあります」
…と、この日のご自身の演奏やライブの手応えについて話されたのに対し
松藤さんは「見事に疲れてはおるんですが、思いの外、体がまあ…動き…
えー、調子良いこと言いましたね(笑)
どれだけやれるかが一番…最後まで保つのか?…保ったよね?(笑)」
…と、やはり久々にフルでドラマーに徹されたことに対する安堵感が滲むコメントでした(笑)
まあ、開幕前から、体力作りやイチローさんとの練習に励まれた上で
この日をお迎えになって、実際に演奏なさった直後のことですしねぇ
甲斐さんが「あんまり早くから頑張り過ぎると
本番で疲れ切ってるんじゃないか?(笑)」と揶揄されたり(苦笑)
奥さん達も「大丈夫かなあ?」とか「松藤さん、頑張って!」と(失礼!)
母親のような目で見つめてしまったりしたみたいだけど(苦笑)
3曲目辺りから徐々にライブのカンが戻って来られたようにお見受けしたんだとか…
その後、甲斐さんのメンバー愛が溢れるマッサージ手配で(笑)
しっかりクールダウンなさったのかなあ?
しっかりクールダウンなさったのかなあ?
そして、甲斐さんは「素晴らしい初日になったんで…
スゴイね!素晴らしかったと思います
あのー、まっ、生身の衝動と肉体をさらけ出すような場になるな…とは思ってたんですけど
まあ、もう、思惑通りだったんだけど
それ以上に、オーディエンスがあれだけ応えてくれたんで…
いやー、なかなかラジカルな…ナンというか
非常に素晴らしい夜になったんじゃないかと思います
あのー、まっ、この…(笑)この長い…
まあ、この長い旅が、この後、ライブハウスツアーでどこまでね、行けるのか
それを楽しみに僕らもやる感じですかね
イヤ、もうホント、客に…オーディエンスが素晴らしいと、一言だけです」
…と、観客からのキックバックも含め、かなり満足気なご様子でしたが
奥さんによると、ライブが終了した時はまだ陽が高かったらしく
「夜」という響きに若干の違和感を覚えたみたいです(笑)
続いて「7月7日 大阪」というクレジットと
Zepp大阪ベイサイドの前に出来た「整列」と呼ぶには無秩序な人だかり(笑)が映り
確かに、前日の広島で採用されたという
整理番号を100番区切りにして、フロアごとに振り分け
階段に並ばせる方式とは大きく違っていて
奥さん達リピーターが戸惑ったのも頷けます(苦笑)
戸惑っていらしたのは、甲斐さん達も同じらしく
リハーサル映像の中で「全然違う雰囲気だもんねぇ
毎日毎日、リハで変えて行かなきゃいけないんだよね、人生観…
昨日までの人生は全部忘れて…」と甲斐さん
常日頃から「良かったライブは忘れて、リセットする」とおっしゃってますけど
この日のこのお言葉は、前日の「高校の時の文化祭」を彷彿させるクラブクアトロと
収容人数も設備も大きく違うZeppに対するものと思われ
奥さんも、同じスタンディングエリアに立っているとはいっても
広島のぎゅうぎゅう状態を思えば、周囲にはちゃんと(笑)スペースがあり
「Zeppはライブハウスというより、椅子がないホール」といった印象を受けたようです
ライブ映像は【吟遊詩人の唄】の一部が流れ
やっぱり「歌う大阪」だから?(笑)と思ったものの
その歌声は、ライブベストアルバムのテイクよりも少々?低めで
バンドのキャリアを改めて実感致しました(笑)
【悪いうわさ】の一部が流れた時は、奥さんが大森さんの「不在」を痛感し
号泣したと言っていたことを思い出し、チラッと表情を確認(苦笑)
でも、そもそも初日は、ライブベストを聴き込んでいたために
イチローさんの演奏に「あれ?違う…」と戸惑っていたのが
この日は「もう2度と大森さんの演奏をライブで聴くことは出来ない」ということが
今更ながら身に沁みて涙が止まらなかったみたいです(汗)
ともあれ…終演後のバックステージには
押尾コータローさんと小山進さんが待っておられ
甲斐さんがおみえになると、乾杯する間ももどかしいといった感じで
押尾さんが「良かった!」と感想を洩らされると
「嬉しいね!」と押尾さんの肩を叩かれる甲斐さん(笑)
押尾さんの「良かった!」は、他のどなたに言われるよりも胸に響かれたのか?
本当に嬉しそうになさってました(笑)
その押尾さんのコメントは…「【きんぽうげ】から入るっていうのは
甲斐バンドのスタンダードライブなのかなって
お客さん、みんなホッとしてるんじゃないかな?
まっ、曲順は判らなくても【きんぽうげ】が始まったら『来たー!』っていう感じがしました
ナンか、僕『これぞ、ベストライブ!』っていう…
【漂泊者】とか、そういう定番曲は、もうあのままの感じで
ロックな甲斐バンドを見ることが出来たんですけど
まあ、中でも、アコースティックでやってるのが、ナンかちょっと大人心をくすぐられた…
甲斐バンドファンの少年だった僕…大人になった僕をくすぐられたという…
涙腺がちょっと弛みましたね、ええ…
もう、3曲目の【吟遊詩人の唄】とか『♪そうさ オイラは~♪』…こう、涙出て来て」
…と、涙を拭う仕草をなさってたけど
2階席で「歌いながら号泣してた」押尾さんを目撃されて
甲斐さんにお知らせになった「僕の知り合い」って、やはりご家族だったのかなあ?(笑)
もっとも「MEETS」ツアー以来、いわゆる社交辞令などではなく
押尾さんが、ガチの甲斐バンドフリーク(笑)でいらっしゃることは
ほぼ全ての甲斐バンドファンの皆さんがご存知でしょうし
感極まって涙されるのも「一緒だねぇ」と微笑ましく思われるんじゃないかと…?(笑)
小山さんも「やっぱり、1曲目の【きんぽうげ】っていうのは
やっぱり甲斐バンドの定番で、それをもう…
ファンとしては、めちゃくちゃ嬉しいですよね」と話され
以前に、高橋克実さんも「思い入れのある曲」とおっしゃっていたし
奥さん達みたいな初期からのファンだけでなく
男性ファンの方にとっても「鉄板のオープニング曲」なんだと、ちょっとビックリしました(笑)
ただ…「【悪いうわさ】とか、そんなに若い時に聴いた訳じゃないんです
【ダニーボーイ…】も…」という小山さんの言葉に「ほら~!」と奥さん(笑)
職場で時折お目にかかる「どSコヤマ(失礼!)」さんのイメージが強過ぎるらしく(汗)
押尾さんとは違い「同志」と思えないみたいで(苦笑)
「今回、改めて聴くと、コレ、自分でも歌ってみたいなって思いました」とのコメントに
「絶対、ヤメて下さい!」と申しておりました(苦笑)