萩
小さき花。上品にひっそりと咲く。萩。季節を感じる美しさ。
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ウォーキング中、こんなに可愛いお花が、このツルの葉っぱの間に咲いているのに気づいた。なにこれ~~?
花です。笑 どうみても花です。
とても綺麗な色のグラデーションのそのお花は・・・萩に色がちょっと似ている。
先日の台風21号で、このツタが絡まったままフェンスが何メートルもなぎ倒されていて、いつもなら目にしていても見えていなかったところが、歩道を塞いで目の前に現れていたので気づいたのだった。
この大地の隙間あらばと、田舎町では幹線道路脇の山肌やら、雑木林の木々に巻き付いたり、高くそびえる電柱やら電線、道路脇のそれこそフェンスなんかに縦横無尽に枝葉を蔓を伸ばし放題という「あやつ」だったけど・・・こんなに可愛いお花を咲かせていたなんて。新鮮な驚きでした。
このツタは「葛」(くず)でした。花を観て調べて初めて知ったのです。
葛を知ってから、あたりを気をつけて見てみると・・・低いところじゃなくてかなり高さのある枝ぶりの先の方で「花」をつける傾向があるように見えてきた。まあ!凄い!やっぱり凄い生命力!半端ない!でも見つけたお花はどれも本当に可愛いの。
あまり上ばっかり見ていたら危ないな!笑 (二年前の骨折時も上を見あげていて・・・あ~~~~っ!笑)
ゴルフ場のネットの一番上あたりに咲き誇ってるのも見える!
この台風21号の強風でフェンスがなぎ倒されていなかったら・・・
ツタが絡まったまま歩道にまで倒れ込んでいなかったら、「強そうで可愛い葛の花」に気づくことはなかったのかなあ・・・
根っこから生薬「葛根湯」「葛粉」が精製されるあの「葛」です。「葛」特別な植物だと思い込んでいたのだけど・・・
どこにでもあったのです。
藤の花をさかさまにした感じの葛の花。10㎝ほどに大きくなる花もあるみたい。
茎や葉からは丈夫な繊維もとれ、「葛布」といわれる繊維も作られるらしいのです。
いずれにせよ、うちの街では「葛」とは戦わねばなりません。伸び放題にしておけないのですもの。有効利用するにあたっての手間暇要する「葛」を造り出す技術が容易いとは思わないけど、雑草処理されるのが・・・
葛とわかって・・・いえ、わかったから?この生命力を無駄にしたくない気持ちにもなり複雑な思いです。
葛は相当な生命力を有する植物なのだと改めて感じとったのでした。
葛。秋の七草のひとつ。