酔芙蓉
「酔芙蓉」のお花だと友人が教えてくれた。↑
一本の木に「白色」と「艶やかな紅色」の花が咲いていた。
上品で楚々とした美しい一輪一輪・・・一本の木に二色のお花が咲くなんて!すごい不思議だとしかその時はわからなかったのだけど・・・
後からわかった。
この酔芙蓉。
朝には純白、午後には淡い紅色、夕方から夜かけ紅色にと花色を移ろわせるという。
こちらの芙蓉を見つけた時の、時刻は・・・午後二時ごろ。
色変りを見せていない純白の芙蓉が目立つ中に、紅色の芙蓉が映えていた。
自然界の不思議って・・ほんまにすごい。光を浴び、真っ白から紅色にまで一日というか・・・十数時間で色変りできるなんてね。
お酒に酔った人のほんのり酔い加減の顔色になぞらえ「酔芙蓉」といわれるらしい。
今日の夕刻には、咲いているすべてのお花が紅色に花色を本当に変えていったのだろうかと帰宅して「酔芙蓉」の「花色のこと」がわかって・・・花の姿を思い出していた。
ほんとうに美しい「木」だったなあ・・・。酔芙蓉のお花と教えてくれた友人の声と見られた幸せ感が舞い戻る。
いつのころから「あの場所」にあったのだろう・・・
子供のころには目がいかなかったのだろうなあ。
酔芙蓉の大木のその下に・・・また不思議なものを見つける。
一本の枝にちっちゃな「赤い実」と「桃色の実」が交互についている。
こちらも又!細い茎に双色の不思議! なに?これ?
なんか・・・主の姿も見えず野生的にひそりと居りますみたいな存在感で・・・帰宅して名前を検索してみると。
「赤い実」「桃色の実」で出てきたお花の名前が「ハゼラン」。
「ハゼラン」「爆蘭」と書くのだ。すごい文字。この花に似合わない「爆」という「漢字」。線香花火を連想させる「花」ということでの命名らしいのだけど。なんか違う気がする。
花が咲くのは午後の二~三時間だけらしく、つぼみのままで見つけられることが多いらしい。
花図鑑に桃色の実(蕾)だけが、五弁の花びらの姿になって咲いてる画像があった。
ほんまに愛らしいちっちゃいちっちゃいまあるい五弁の花びら。
自然界には恐るべしかわいさに包まれている不思議な生き物が多すぎる!笑
面白いなあ!