キルトの時間 猫の時間 green+

☆いつもそばにももがいた☆
拙いブログですが、PC版でご覧頂ければ幸いです。

いってらっしゃい。ももちゃん。

2012-10-13 00:36:17 | 

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今年の夏ほど・・・

暑くてたまらないけど、この夏の日が・・・いつまでも終わらない夏であって欲しい・・・

いつもなら大嫌いな夏だけど、この夏だけは・・・なんとか時間が止まらないものかと。

暑い夏がいつまでも終わらずに、季節が変わらないようにと願った夏はなかったのです・・・

涼しくなってほしくないなあ・・・そして寒くなるその日を絶対に迎えたくないとも・・・

ここ・・・数日・・・金木犀がほのかに香りはじめました・・・

 

陽だまりもお部屋のあちらこちらに・・・秋になってしまいましたね。

菫が「温かいね・・・ここっ」「ここもここも温かいよっ」と今日も陽だまりを見つけて遊んでいます。

もももいつも・・・この季節に・・・熱いまでにほっこりした床の上で・・・

気持ちよさそうにお昼寝してました・・・

けれど今、陽だまりのその・・・どこにも・・・ももを見ることが出来なくなってしまいました・・・

もも 15歳と4ヶ月と20日。9月26日 午後11時32分 安らかに永眠しました。

いまだにももが居ないことが信じられなくて・・・

こんなに早くに逝ってしまうなんてどうにも信じられなくて・・・ひょっこりとそのあたりにいるんじゃないかとか、朝・・・いつものように起こしに来てくれるんじゃないかとか・・・ももに逢いたい・・・抱き上げたい・・・

奇跡が起きない限り・・・叶わない夢をいまだに抱いている私がいます。

15歳になるまで、あまりに元気だったももがある日病気になって・・・

生涯投薬は止められないことになったけど、いつかは治るかも・・・たとえ完治出来なくてもなんとか今の状態を保って苦しくならないようにと先生と一緒にももの命を一日でも長くつなげられるのならばと・・・願い続け、前だけを向いてももと一緒に頑張ろうと一日一日を大切にしてきた数ヶ月でした。そのももに、「末期がん」の宣告。8月の事でした。間違いであってほしかったけど・・・口腔内に広がった腫瘍は9月に入ると徐々に、ももの右顔面に腫れを起こし、それでも右側を下にしてすやすや眠るももには不思議と痛みはなさそうに見えて・・・

辛いとか、苦しいとか・・・ももは話さないけれど・・・こんなに可哀そうな事になってしまって・・・ももに残された時間・・・何とか穏やかに苦しまないことだけを神様に祈る日々となってしまったのです。でしたが、ももと一緒に居られる時間はこれまで以上に、それはそれは幸せな時間でもありました。

「今」を生きることこそが、生きることなんだと・・・ももに教わりました。

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9月19日 朝 出産のため入院(予定日は7日でしたが陣痛が来ず入院の運びになってしまいました)する娘に抱かれたもも。

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このあとおねえたんを玄関までお見送り。一緒にお出かけする勢いで玄関を出ようとするももには、びっくりしました。

娘はこの日、無事に元気な女の子を出産。「杏」(あん)と名付けました。

娘が杏と退院した23日、ももは杏ちゃんと一緒に写真を撮りました。おねえたんのベッドにポんと跳び上がって、ももと杏ちゃんが並んで・・・。

亡くなる前夜にも同じ場所に上がることが出来るくらいに気丈なももでしたが、その頃にはだんだんに食べられなくなってきていて・・・それでも歩いてトイレもきちんと済ませて・・・最期まで、ももはとても立派でした。

命の限りも、逝く時も、ももが自分で決めるのかもしれないと・・・その頃のももを見ていて思うようになってきていましたね・・・

ももは26日の夜、私に抱かれて娘と夫に見守られて静かに苦しむことなく天国に旅立ちました。ももは大病を患っていたのにとても穏やかな最期の日々でした。神様がももをお守り下さったと感謝しています。

ももちゃん・・・どうぞ安らかに眠ってください。愉しい想い出をたくさんありがとう。

そうそう・・・ももちゃん。毎日のあれね。いつものあれもね。

生まれてきてくれてほんとうにありがとう。おかあさんたちのところに来てくれてほんとうにありがとうね。

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おかあさん達も、もものところにいつの日か行くのでちょっとだけ待っててね。