遊園地の回らなくなったメリーゴーランド、雑草に身体をうずめてお昼寝中の猫・・・
美味しいスープ。キッチン。大学の図書館。手入れされた素敵なお庭と古い邸宅の佇まい・・・
主人公ルイの・・・そしてトバちゃん(ルイの叔母)のお洋服。目に映る景色のそれらがどれも美しくて。
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洋装店(アトリエ)を営む叔母と二人暮らしの主人公ルイ・・・35歳。
ある日その叔母が「お嫁に行く」とルイに言い・・・うんと年下のへき地医療に携わる青年医師と結婚、ルイを一人残して家を出てしまう・・・
古いお家で、一人ぼっちになってしまったかのようだったルイのところに・・・
ある日・・・「猫・・・猫を追いかけていたら入っちゃってね・・・そしたら・・・いい庭でしょう・・・描かせてもらってました」と・・・悪びれる気配なく話す怪しい画家風の男が現れ・・・(藤竜也さん演じるトニオ)・・・
その日を境に・・・ルイの思いとは違うところにぐんぐん引っ張られるかのように・・・奇妙な心地のなんとも不思議な時間が動き出す。
この作品・・・現実に起こりそうで・・絶対的に現実では起こり得ない・・その、ぎり境界のところから、迷いなくファンタジック方向に、描いてくれていて・・・ここって時に、バンドネオンが奏でる素敵な音色が響いてくるのです・・・ルイ演じる坂井真紀さん、凛としてらして、それはキュートで小動物(リスっぽい!)みたいに可愛らしい!ふらりとルイの前に現れる藤竜也さんの「トニオ」(映画を忘れて藤竜也に魅入ってしまう!笑)役が超素敵!コミカルなシーンも、真摯にルイと向き合うシーンも!優しいまなざしとその思いが素直にルイに響き・・・(ドラマではルイちゃんを護るためにやってくるという設定でもあるので)トニオの存在こそが・・・ルイの未来を変えていくと・・・思えた。
エジプトのバスってね・・・停留所がないんだよ しかも いつくるのかわからん
どうやって乗るの?
おお通りで待つのさ ところがこれがなかなかこない
あきらめたころ 突然 やってくる・・・
でも来ても止まってくれないよ
乗れないじゃない・・・
ちょっと減速してくれるのさ
そこをえいってとびのるわけ・・・
エジプトのバスのくだり・・・真実かどうかはわかりません。ただ・・・
えいって飛び乗るか・・・乗らないか・・・それ・・・人生のわかれ道かも・・・・。
坂井真紀ちゃん(もう・・ちゃんはおかしいですね・・・真紀さん♪)今月?来月には、ママになられますね!ご安産をお祈りしています♪
回れ!って!動かなくなったメリーゴーランドに向かって言ってみましょう!
回るかもしれませんよ~~~♪たとえそれが♪夢の中であってもね~~~!笑