久しぶりの農林会館。
「foo」さんに(3階)行こうと思ったのに、間違って4階にあがってしまった。
こちらの名前はう~~んと前から知っていたのに・・・なぜか・・・いつも3階止まりで帰るパターン。この日・・・の・・・ボタンの押し間違えが大正解!!
厳選セレクトステイショナリー・・・オーナーさんのめがねにかなった文具類たち。
洒落たインク瓶・・・ペン類・・・使わなくても(!?)そのへんに(自分の部屋)こ~いうのが置かれてあるだけで、なんかちょびっとランクアップ出来そうな勢いです~~~?!笑
つぼにはまりまくる嬉しいグッズをあれやこれやと覗きこんでいたら、物凄いオイルヒーター発見!
すごく頑丈そうなオイルヒーターですね~~!って話したら、
それはオイルではなくて熱湯が通る温水ヒーターなんですよと教えてくださった。
天井から伸びた管の中を熱湯が通るこのシステムは農林会館全室に通されていて、今もって現役なのだそう。冬場はこれで十二分に温かく、補助的にエアコンを使うこともないのだとか。
では・・・ボイラー室が、どこかにあるのですね・・・
なんともいいですね。この現役の頑丈な作り。
この温水ヒーティングシステムに、良き時代に作られた建物の魅力を再発見でした。
で・・・この日、こちらで見つけたのが、
ラミーのカートリッジ(赤いところをくるくる回すとインクが吸い上がるタイプのもの)品名不明。
こういうのが「ラミー」に、あるのを知らなかった。これからカートリッジを買わなくてすむです!
それと、ちょっと古いスイングラインのデカホッチキス!
カッコイイのです!ガシっと逞しく活躍してくれそう!ですがっ!!
玉がもしかしたら・・・(お店の人いわく・・・みつからないかも・・・)???
まあいいです・・・見つからなくても・・・と帰ってきましたが・・・
このサイズ・・・
まだ探しておりません・・・探さねば・・・やっぱり。
見つかったらご報告を・・・
そして、3階の「foo」さんへ。
なんだか・・・長い間、来なかったんだと・・・
お店の中・・・が・・・こんなにこんなに布の山になっていた・・・
吊るされたキッチンクロスは、ほぼハンガリーから。
懐かしい印象の布地たち。時代はすこしだけ前のもののようですね。
こちらも、リボン、レース、ボタン(フランスものあり)と・・・
買い付けはほぼ・・・東欧方面だそうです・・・やっぱり可愛い。
最近、刺繍にはまる「私」は、刺繍の図案に食いついて(笑)しばし時間を忘れてしまったのです・・・
fooさん・・・やっぱり好き。
この日はフランスの古いボタンを四つ買いました。
農林会館丸ごと魅力的♪
このままず~~っと変わらないでいてください。
キッチンクラブって名前だけど、布やさん。
ちょっと屋根裏部屋みたいで(屋根裏ではありませんが・・・笑)いい感じ。
奥の棚にもなにやら・・・ごそごそ宝探し!できそ~~な手芸アイテムが、ごろんごろん(ボタンとか・・・洋裁の型紙とか・・・刺繍の図案とか・・・ステンシル型もあった。)
なんか・・・見つかりそうでしょ・・・アメリカのデッドストックものの布や、刺繍入りのハンガリーリネンなんかは、めっちゃたくさん揃っていて、リボンもブレードもいっぱい!
ハンガリーの厚地リネン(75センチ幅)を、こちらのオリジナルに、ドット柄やストライプに、日本で染めているのだそう。一枚目の写真、奥の棚に倒れそうになっている巻き。魅力的な麻地!
そして・・・そのままのハンガリーリネン。厚地。(こちらも確か75センチ幅)
キッチンマットになれそうな「しっかりものって布」だった!直ぐ上の写真の下の棚にあったのだけど・・写真が切れてて見えない・・・。
メーター4000円(だったと記憶)。
あの布・・・次回はやっぱり「買い」だな。
で・・・ちびちび買ったその時の布が!
これ♪
ほぼ全部ちょっと古くて・・・ちょっと可愛いビンテージ布・・・
三条通り 東桐院東入る菱屋町36 プラザコムビル502
最寄駅 烏丸御池 5番出口より3分
烏丸通りより三条通りを東方向へ。レトロで立派な建物、中京(なかぎょう)郵便局のまん前のフレンチトマトって名前のビルの奥。見つけやすいビルの五階、エレベーターでゆ~~っくりあがる。
東寺にも出店されているそうです。第1日曜と21日の弘法さん。
京都・・・ん~~~~!!やっぱ遠い~~~!涙!
京都にあるリネンの専門店「LINNET」さんに出かけた。前田まゆみさんのお店です。
前田さんのこの「本」を買ってから、何年たったのだろう・・出版後、直ぐに買った記憶・・・
お店を京都にオープンされたのも、この本が出版された頃だったそうです。というと・・・私が前田さんを知ったのもそのころ。かれこれ10年近く前になるのかもしれない。「リネンが好き」は、前田さんの麻地(リネン地)への思いの深さが、凝縮され、詰め込まれた素敵な一冊。素敵なデザインのリネンクロス類の写真はもちろん、そのリネンにまつわる物語、暮らしの道具としてのリネンの扱い方、歴史、刺繍地としてのリネンの魅力にわたるまで・・・ぎっしりとリネン話しが書かれたそれはそれは可愛らしい一冊なのです。このご本。
なのに・・・結構読みこんでいたというのに・・・これまでこちらを訪ねたことはありませんでした。
その前田さんのお店「LINNET」さんの住所というと・・・姉小路 富小路西入る ・・・頭の中に通りの名前が入っていればなあと思いながらも、ほぼ覚えていないので地図片手に、この日は、京都市役所前より、その通りの交差しているところまで辿り着き・・・よし♪ここから西へ・・・で、リネットさんに到着!ほんまに長くかかりましたぁ・・・(苦笑)
とっても素敵なお店です。こちらで手に入らないリネン地はないと思えるほどに多くの種類のリネン地、(コットン地も少し)がありました。机に座って見本貼をくっているいるときの愉しいことったら・・・これも、これもああ・・これも欲しいと思いは募るばかり・・・
ガーゼのような柔らかくてうす~くてやわらか~いリネン地から、ざっくりとした重みのあるリネンまで、幅広く取りそろえられた、こちらの麻地は、ほぼ全て日本でつくられているそうです。
このところ、時間を見つけて、こんなドロンワークを練習中。
アンカー社のニードルワーク辞典(刺し方が詳しい)とにらめっこしながらです。(サンプラーは大塚あや子さんのシュバルム刺繍より)
ということで・・・この日のお買い物は・・・
刺繍用のリネンクロスと、キッチン用クロス、そしてイタリアのリネン地(一番下)とハンカチになれそうなコットン地2種。あとボタンがふたつ。
京都に出かける愉しみが又ひとつ増えました。大阪にある刺繍専門店(そちら糸はかなり豊富なのですが・・・)でも見つけにくかった探していたリネン地!こちらでなら間違いなく見つかりそう!嬉しいな~~~!
LINNET 京都市中京区姉小路富小路西入ル菊屋町562
075.257.1128
高野川と賀茂川の合流地点。下賀茂神社を背に、鴨川わたりを愉しむ人たちを遠く見ながら賀茂大橋を西へ渡る・・・
あそこでポンポンと川を渡ってみたいなあ・・・大きな亀の形の石とかあるのですよね・・・ここ。
たらいがいっぱい並べてあって・・・金魚金魚してて・・・ブクブク泡してて・・・
お店の人はあまり商売っ気がない感じで・・・
なんか・・・とってもいい感じ・・・京の町らしいなあ~~♪
そして私は・・・河原町通りを南下(京都では下ルというらしい)そのまま鴨川沿いに歩いてもいいのだと思うけど・・・)路に迷いやすい私は地図通りに歩く!まだかなまだかなと歩くこと数分・・・
大きな通り2本越えたあたりから鴨川方向(東入ルという)に目を凝らして・・・「李青」の文字を・・・探す。
ありました・・・李青さん。う~~んと前、縮緬作家の高山順子さんが、おしゃれ工房に御出演時、こちらのオーナーさんと、こちらで、お茶されていて・・・その放送を見た時からず~~~っと・・・(ほんまに出向くまでに時間かかりすぎです・・)一度訪れてみたいなあと思っていたお店。
静かな時間に時折聞こえくる会話・・・流れる音楽・・・
いいなあ・・・李朝の家具もいいなあ・・・
なにもかも目に映るものが美しい設えなのです。
大きな窓にひらりと掛けられた「ポジャギ」(つなぎあわされた布)も、お庭に居た金魚のお家までもが。
食は京都、美山の吟味された食材使用ということです。
李青さんは李朝喫茶。
出されている伝統茶(各500円)は、日本や中国のようにお茶の葉を使ったお茶ではなく、元気を出したり、身体を休めたりするための工夫がされた飲みものだそうです。朝鮮では、儒教思想による男尊女卑の風潮の強い中で、半島の女性たちは、つつましく夫に仕え、子どもを育て、その中で様々な食材や生活用品をより使いやすく、身辺を心地よく便利にするための知恵を絞り美しく暮らそうとしてきたというのです。伝統茶もそういう中で生まれた朝鮮半島の女性文化のひとつなのだそうです。柚子茶、ナツメ茶、五味子茶、梅実茶、人参茶、ユルム茶、水正果、コーン茶、等々・・・
ひとつひとつ頂いてみたいのに・・・頼んだお茶はやっぱり温かい「柚子茶」・・・
次回は・・・水正果で。つめた~~いのを・・・
なんだろ~~~と近づいてみる!もしかしたらと近づいてみる!
近づいてみたら、ぐ~~~んと近づいてみたら!
ものすご~~~く壮観に咲きほこる「山藤」の「やま」!だった!
すご~~~い!綺麗~~~!錦織神社 鎮守の杜!
広大なレンゲ畑を見つけていた私。この日、カメラ持参で「レンゲ!レンゲ!」と勢い込んで出かけたのだったが・・・・そのレンゲたちは消えていた。が~~~ん!ないやん!一本も!
見事に刈り取られていたのだった・・・
この時期にはばっさり・・・なのですね。覚えておこう。(5月7日)
レンゲは田んぼの栄養になるのだというのですが・・・それって、「根っこ」のことなのでしょうか?
ショックを抱え・・・とぼとぼ歩く私・・・そんな時に、気づかせてくれたのが!こちらの見事な鈴なり「山藤」(だと思う)のやま~~~!(笑)
れんげはなくても「藤」が、ここにあるよ!ってね!
ほんまにそう言ってもらえた様な気がしたのです。
残念続きはないですね~~~♪
パチリ♪パチリ♪
※ 豆科のレンゲはチッソを固定する根粒菌が根に着生し、立派な緑肥になるのだそうです。緑肥とする場合、レンゲの開花時期が適期とされ、逆に花が終わってしまってからでは、茎が固くなりトラクタの爪に巻き付いて作業が難渋するということで花真っ盛り時に、どうもあっさりと刈り取ってしまうようです。13日追記。
4月29日 京都 北白川に(最寄駅 叡山電鉄 茶山駅下車)駒井家住宅を訪ねた。
疏水沿いを散策しながら駒井家住宅を目指す私の目に飛び込んできたのが・・・
公園に隣接した・・・こちらの建物!
ここは?なに?一軒家ではない?・・・なさそうな・・・
ぐるりと回ってみれば・・・ なにやら書かれている・・・ただ剥げていて文字が良くわからない・・・なんとかアパートメント?
三角屋根(庇)に剥げかかった文字、緑いろの勝手口のような扉・・・あら?ひらひらと「洗濯物」が見える・・・あ・・・人が住んでおられる・・・(スミマセン・・・)
こちら銀月アパートメントという建物でした。映画の撮影(最近ではクローズド・ノート)のロケ地になることも多いそうで。人気アパートで、入居希望者が後をたたないのだそうです。
漆喰様の白壁、可愛い丸窓、アーチ型の小窓(吊るされたカフェカーテンは遠目に見るもビンテージもの・・・)と、そこかしこになんとも言えない懐かしい印象。
アンテナの林立具合もいい・・・
どんな暮らしがあるのだろ?このアパートの中に(20部屋ほどあるらしい)・・・。
それにしても・・・ほんまに好奇心が(くすぐられるぅ・・・・)中・・見てみたい!笑
時計が止まってしまったかのような錯覚にかられたのでした・・・
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ということで、ちいと脱線しながらも・・・アパートより歩くこと直ぐの「駒井家住宅」に到着。
京都帝国大学(京都大学)理学部教授であった駒井卓博士の住居として昭和2年に建てられました。関西にも名建築を多く手がけたウィリアム・メレル・ヴォーリズ建築事務所によるものです。
駒井博士は日本のダーウィンと呼ばれた遺伝学の権威でいらして、「ショウジョウバエ」「三毛猫」「海洋生物」の研究家であられたということです。昭和天皇に生物学を教授なされたのも駒井博士だったということを(私)初めて知りました。
大きな窓から、どの部屋にも燦々と自然光が降り注ぎます。玄関脇のホールの階段は優雅に曲線を描き、大きな窓ガラス(懐かしいガラス)は黄金いろに輝いていました。
ドアノブは、お客様のお通りになられる場所は「紫」。
家族用スペースには「透明ガラス」と区分けされていたそうです。
お勝手口のドアまで、こんなに可愛いのです!
まあるい美しい世界が広がります。
(現在、駒井家住宅はナショナルトラスト会員のボランティアにより解説、清掃が行われているのです。)
日本タンポポ(駒井邸の庭には、日本タンポポのみが成育しているとのこと)
※茎と花の接続部分の総苞にその違いがあるのだそうです。西洋タンポポはガク片が反り返っていて、下を向いており、その反対に日本たんぽぽはガク片がピタッとくっついていて、上を向いているのだそうです。日本タンポポは春のみ開花。
書斎は書物が傷まないようにとカーテンがおろされています。
駒井卓博士と奥さまの静江様
先生直筆、彩色された生物画です。
今にもひらひらと舞いあがりそうな蝶たちなのです。
真の豊かさを目の当たりにし、空間美に目が覚めるようでした。
こちら、駒井家住宅にはいち早く「電気」が通っていたということですが・・・(電気(電灯)って、いつごろ一般家庭に普及したものなのでしょう・・・)ボランティアの方の説明を(私)聞き間違えたかもしれません・・・
いずれにせよ・・・博士は今の日本の電力事情をどのようにご覧になるのでしょう・・・
公開日 毎週 金曜 土曜
夏季7月第3週~9月第一週 冬季12月第3週から2月末まで休館
10時から16時まで(入館は15時まで)
入館料 大人500円 中高生200円
ナショナルトラスト会員 無料
4月26日 阪急嵐山駅付近。桜はすっかり終わり、連休前ということもあり、喧騒とは程遠く静かな嵐山渡月橋あたり。の~んびりと橋を渡る。
あたりに繰り出す「人力車」集団のお兄さんたちも・・・この日、とってものんびりしているように見えました。
「嵐」組?(っていうのかしら?)
背中の「嵐」という文字がやけに頼もしい。(といっても乗ったことはなし。この日も、ここから歩いてすぐの寺に墓参り。)
頭の手ぬぐいに粋な「筍」模様を見ながら・・・寺を目指す私なのでした・・・
お参りをささと済ませ、すぐお隣にある鹿王院へ。この日、ようやくの日差しを鹿王院で見ることができました・・・お庭の参道はまっすぐ一本道。清々しく、この世のものと思えない美しさです。
あと、この日の一番の目的地としていた高麗美術館を目指したのでした。
朝鮮の家屋には押し入れがないため、室内を整え、より広く快適に過ごすため、多くの工夫がとられていたという。その一つに「いれもの」があったということ。用途に応じ、様々な形をとられた箱などの調度品が発達したという事です。女性の使った道具に関しても、箱(衣装箱、お針箱等)調度に施されているデザイン、細工のどれもが愛らしい逸品ばかり。女性が家族の中で護られ愛されたのだとわかります。螺鈿細工の上品な光沢、丁寧な手仕事もそれは細やかで優雅なのです。他にも小さな道具の小さな世界こそに描かれた最高の技の数々を拝見できました。
美術館のエントランス横に「不老門」がありました。
韓国のソウル市にある宮殿「チャンドックンの不老門」を模して創られた「不老門」だということですが、くぐると健康で長生きできるということだそうです。
ということでっ!異国ものですが、私・・・くぐらせて頂きました・・・
長生きのお願いは致して居りませんです。ただ・・・どうしてもくぐってみたかった。
この門の中に大陸的で頼もしくて、穏やかに笑みを浮かべていらっしゃるお方がたが、静かに佇んでおられます。
又訪れますね・・・
次回はこの展示。愉しみです。
高麗美術館 京都市北区紫竹上岸町15
月曜休館
地下鉄北大路駅より市バス37番 加茂川中学前下車 徒歩1分