キルトの時間 猫の時間 green+

☆いつもそばにももがいた☆
拙いブログですが、PC版でご覧頂ければ幸いです。

鹿王院 嵐山

2010-05-18 23:31:52 | おでかけ

Imgp8340 嵐山・・・この中の橋からの眺めが好き。

Imgp8347

Imgp8350

美しい山に川にさわやかな風に・・・最高のリラックス!

ですけど!

私の周り・・・後ろ側には・・・めっちゃすごい人出です~~~!ぞろぞろ・・・ぞろぞろ・・・ああ・・・すごい・・・さすがの観光地。

嵐山、渡月橋あたりより三条通りを少し西へ・・ほんの数分で・・・さきほどの喧騒とは打って変わり・・・静かな街並みに入ります・・・出かけてきました・・・鹿王院。足利義満が24歳のころ、大患いより寿命を延ばすことを願い建てた禅寺です。Imgp8355

父に簡単にお参りして、鹿王院へと・・・向かったのです。といっても・・・ほんすぐ近く。これまでに訪れることのなかったお寺でした。

Imgp8356

風情のある山門には義満の書「覚雄山」。

門をくぐると・・・そこはもう・・・・別世界・・・山門から中門に至る参道脇には、天台烏薬(てんだいうやく)などの銘木が繁り青苔が見事に続きます。

Imgp8357

木漏れ日がきらきら・・・水辺の清々しさとも又違う・・・

緑の微笑み!こちら!秋の紅葉の隠れスポットだとか!うなずけます!きっと素晴らしい!

一休さんも子供の頃、提唱を聞いておられるとか。ここを歩かれたのですね!

Imgp8358

Imgp8360

Imgp8365 Imgp8367

客殿 正面に義満の書。鹿王院。1380年に書かれたものです。

Imgp8368

本堂、堂内には、供えられていた「百合」のむせかえるような香りに包まれた釈迦と十大弟子(運慶作)像。そして義満像があった。薄暗いお堂の中に、格子窓から差し込む外光が、あまりにも美しく・・・静まりかえるこの空間・・・こういう小さなお堂の中なればこその小さな世界観。感動を深く覚える。

写真↑の舎利殿にあった仏涅槃図、十六羅漢図も、一人静かに鑑賞。

涅槃図・・・まさにお亡くなりになるその時のお釈迦様が描かれた図・・天上から母上、摩耶さまが落とされた御薬が沙羅双樹の枝に引っかかり届くことなくお亡くなりに・・・その沙羅の木はお釈迦様が亡くなると、葉が白く変わって、時ならぬ白い花が咲き、皆の悲しみを表すかのように、はらはらと散ったといわれているのですね・・・

舎利殿のすぐ近くに立派な沙羅双樹(夏椿?)の木があります。6月ごろに見ごろになるそうです。(ただ・・・インド原産の沙羅双樹は日本では育たないとか・・・)

その沙羅双樹(夏椿)・・・朝咲いて、夕方には・・花が落ち・・・その落ちた花を愛でるのが沙羅双樹の愛で方なのだとか・・・来月です。6月です。

嵐山を借景とした格調の高いお庭。客殿の縁に座り、心静かに穏やかにのんびりとお庭を眺めるのも、とても良いものです。

そして、こちらでは仏教のお勉強が出来る女性限定の禅道場が開設せられているそうです。いつか・・・こちらに・・・我が身を置いてみたいものです。

京福電鉄 鹿王院 下車 徒歩数分。

阪急嵐山駅、京福電鉄嵐山駅よりも徒歩圏内。

コメント (4)