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高野山へ

2009-09-10 20:58:11 | おでかけ

Imgp1889_2ももにお留守番をお願いしてお出かけ♪

どこいくの~~??

世界文化遺産、高野山行。

Imgp1898車を南下させ、和歌山県橋本市に入る。

いよいよ橋本より蛇行路に・・・小一時間・・・ものすごいカーブの連続。途中でとうとう吐き気がしてくる(車に弱い私)・・・この高野街道を平安、鎌倉時代・・・人々は自らの足で、歩いて参詣路としたという・・・気が遠くなるほどの距離だと思えた・・・私は車中で座りながらダウン気味・・・情けない・・・

でも!歩いたら、しんどくても、あんなに気持ち悪くなることはないな・・・きっと♪笑

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富田林より約1時間40分ほどで、高野山に到着。車を「一の橋駐車場」(無料)に止め、まず金剛峯寺を参詣。豊臣秀吉が建立したというこの寺。華美さは全くなくて厳かな趣の静かな佇まいに少し驚く。高野山全体・・・彩色された塗りの建てものがほぼ見当たらない。車で通り過ぎてしまったけど高野山の大道の出発点「大門」だけが、朱に塗られていた。

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Imgp1914 防火用に据えられた「天水桶」・・・檜皮葺の屋根に火災が発生した時、貯められた雨水を撒いて屋根を湿らせ、少しでも類焼を食い止められればと、置かれてあるそうです。

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金剛峯寺より、奥の院へ・・・

多くの宿坊が立ち並ぶ「奥の院入り口」までの通りには、仏様へのお供えの「高野槙」を売るお店や、露天も見えた。ぶらぶら歩きながら、子供の頃宿泊した施設の事を考えたけど、全く記憶もなく・・・(大阪市内の小学生だった私も、もれなく五年生で夏休みに「林間学校」で高野山へ。)

当時のことで一番記憶に残っているのが・・・

お坊さんが私たち子供に教えた言葉「一粒の米に万人の神様Imgp1939 が・・・の大合唱。そして、手を合わせて「食事」を、頂きます」・・・なんだけど・・・

何人の神様だったのか?お寺で神様だったのか?未だにはっきりしなくて・・・思い出すたびに少し戸惑う。どなたかはっきり記憶にあるかた・・・教えてください。

少ない人数ではなかった・・・神様の数!(ネットで調べると88人とかあったけど・・88人ではなかったと思う・・・)

とりあえず、子供心に一粒のお米も粗末にしてはいけないということだけは教わりました。ただ・・・それは教わったのだけど、とてつもなく「まずい」林間学校のご飯が嫌で早く家に帰りたかったことだけは、いつまでも記憶にある。

今は・・こういう宿坊に宿泊することが・・・ブームみたいですね・・・精進料理も楽しみの一つのようで・・・若い女の子たちのグループが出入りしている姿をあちこちで見かけました。

この日曜・・・照り返しのきつい歩道にくらくらしそうでした・・・そしていよいよ奥の院入り口に。「一の橋」を渡り・・・ほんの一足踏みいれたその地が・・・異空間なのです・・・

何かに取り込まれるような錯覚に加え・・・心地いい冷気・・・

杉木立・・・大木の間を・・・ひんやりとした空気を味わいながら・・・進みます。

大木に触れてみた。柔らかくてふわふわした優しい肌触り?表皮の大木から・・・めっちゃ頑強そうな固い表皮の大木と・・・様々で・・・木を触りながら歩いていると、ものすごく頼もしい森に居ると思えてきて、なんともいえない安心感に包まれた。

Imgp1933 暫くお墓の写真続きます・・・

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前田利家、織田信長、豊臣秀吉、薩摩島津家、紀州徳川家、安芸浅野家、明智光秀、石田三成、親鸞聖人、武田信玄、伊達政宗、奥の院への約2キロの参道の両側に立派に苔むした墓石を連ねた戦国武将たちの墓、墓、墓・・・本物のお墓?それとも墓標のみ?分骨したもの?親鸞聖人の墓所もあった。浄土真宗の親鸞聖人・・・??

途中に空海が腰をかけたといわれる石が・・・

Imgp1944_2 恐れ多くて腰をかけることなど出来ませんでしたが、その石の足元に、こんなに可愛い金平糖のようなグリーンを見つけた♪

このあと奥の院へ。空海が生きていらっしゃる廟です。途中「中の橋」辺りより、参詣客がものすごく増えてきて、どうも収容数の多い駐車場があるらしく(無料)大型観光バスからの白装束姿の団体も多く見られました。 

こちらの駐車場から奥の院へと向かうと、あの神聖な参道を楽しめません(?!)高野山奥の院参詣には大門より「一の橋」経由が、絶対にお勧めです。

あの名だたる武将の墓を見たからどうなんだ~~(??)ですが!

あの厳かな天空の聖地を!まるで遺跡群のような苔むした墓石を墓所を!

歴史を感じながら散策することが結構興味深く思えてきたり・・・一番高い位置していたのが豊臣家でした・・・

弘法大師空海が、いらっしゃる高野山。

高野山真言宗・・・真言宗も今ではものすごい数の派に分かれているようで・・・

空海もびっくりですね!きっと!

様々な対立なんて・・・無意味なように思える。Imgp1974_3 Imgp1980

帰りに高野山名物「やきもち」を買った。つぶれたように見えるけど、このぺっちゃんこのお餅の焼き加減抜群!柔らかさ抜群!焼きが香ばしくて、中の粒餡がこれまた美味しくて、ばっちりどした~~!「みろく石なんとか~~って」お店でも、お饅頭などを買ったけど・・・そちらは、まあ普通。

この、上きしやの「やきもち」私にはヒットでした!

帰途に着き、ぐるぐる山道に・・・酔いそうになり、そのうちにどうも・・・爆睡!笑 

目覚めたら家の近所のスーパーの駐車場!あの神聖な場所から一気に下界!!

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私の生きる場所に到着した~~って!そんな感じでしたね!

不思議空間「天空」より帰国!

はい・・・又あの杉林に行きたいです。

※お大師さまには、『私たちはあらゆる動植物の命と共存しており、私たちの周辺を取り巻く環境もまた、生物と非生物とを問わず天地万物ことごとく助け合いながら、私の命と共に生きている』という『共生』の思想があります。

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