虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ザ・ファントム(1996/米)

2005年04月17日 | 映画感想は行
THE PHANTOM
監督: サイモン・ウィンサー
出演: ビリー・ゼイン クリスティ・スワンソン トリート・ウィリアムズ キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

 海賊に父親を殺されたキット少年は、南海の現地人の間で育ち、自分の使命を悟りファントムという正義のヒーローになった。1920~30年ごろを舞台に世界をまたにかけ、秘宝を狙う悪役とファントムとの戦いを描くアメコミの映画化。

 アメリカで大人気のコミック実写化ということですが、キャサゼタお姉さまが悪女役なのと、「タイタニック」で性格の悪い婚約者をやったビリー・ゼイン主役ということでレンタル申し込んでみました。
 特にお薦めも出来ないな、という映画。
 テンポのちょっぴりたるいのは見逃してもいいし、ヒロインのクリスティ・スワンソンもキャサリン・ゼタ・ジョーンズもその時代っぽいコスチュームもはまって実にきれいだったし、アメコミなんだから、笑えるツッコミどころがあるのは当たり前。
 根性悪そうで大物でもない感じなのに世界征服を狙う悪役の会議も笑えます。そのほか由緒正しい人相からしてトラディショナルな悪の一味とか、お約束を照れずに出してくれてる感じ。

 でも欠陥はヒーローのコスチューム。嘘みたいにかっこ悪い。
 一緒に見ていた大学生が思わず「ダサい…」と呟き、ヒロイン助けて型どおり「大丈夫か?」なんてシーンでは、思わず吹き出す始末。あの色は何とかならないのでしょうか?紫ですよ。だから暗いと茶色なの。
 それで、タイタニックではいかにも育ちの良いゴーマンさに見えたゼインがマスクを取ってスーツ着てもそんなにかっこよく見えない。さすがに筋肉もりもりですが。
 ヒーローがかっこよさにかけるためか、アクションもいささか古風、のんびりに見えてしまいました。
 ジョーンズも「ゾロ」の前の映画だし、こんなのにも出てたんですねという時代でしょうが、なんか彼女の名前が私にはやけにゴージャスに感じてしまった。
 途中の自然はセットみたいでどってことなかったのに、エンドクレジットの自然がやけにきれい。

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