虫干し映画MEMO

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マルクス兄弟オペラは踊る (1935/米)

2005年04月10日 | 映画感想あ行
A NIGHT AT THE OPERA
監督: サム・ウッド
出演: グルーチョ・マルクス ハーポ・マルクス チコ・マルクス キティ・カーライル アラン・ジョーンズ

 例によって胡散臭いグルーチョ・マルクス。社交界への進出を望む富豪未亡人に取り入ろうとしていて、オペラ後援の援助を斡旋する。それにスター歌手の性格の悪いラスパリと、若い美貌の女性歌手とその恋人、友人、付き人が絡んでミラノからニューヨークまで騒ぎが展開される。

 伝説的なコメディ。船室詰め込みギャグ、ラストの舞台シーンはあまりにも有名で映画名場面集でも幾度もお目にかかったもの。
 確かに隙間のない計算されたギャグの連続でグルーチョ自身も最高作だと自負していたとのことですが、私は自分の好みの問題をさておいても「我輩はカモである」のほうがすごいじゃないかと思う。
 この映画はMGMらしい、音楽もふんだんに入って美男美女もハッピーエンドに納まり、ブラックなテイストも薄めで娯楽作としては一級品でそこが受けたのでしょう。 
 もう何度も見ている決定版なシーンを別にして、繰り返し見ているのが船上のチコとハーポのピアノとハープのショー。手首動いてないもんね~ 負けます。

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