虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

オーシャン・オブ・ファイヤー (2004/米)

2004年10月05日 | 映画感想あ行
監督: ジョー・ジョンストン
出演: ヴィゴ・モーテンセン オマー・シャリフ

 19世紀末。アラブの特別な馬のみが挑戦できる、アラビア砂漠の全長3000マイル(約4800km)にも及ぶ過酷なサバイバル・レースに参加した一人のカウボーイとその愛馬ヒダルゴの勝利までの壮絶な戦いを、実話を基に映画化。

 始まりがかの有名な「ウーンデッドニーの虐殺」からで、レース映画だと思っていたので「?」状態で見始めたのですが、アメリカの先住民問題や馬の血筋やら、ありのままの自分で生きられない社会やら、いっぱい詰め込んで、それで最後にあのラストになるのかぁ…と納得。ラストシーンを見たときは、ああ、劇場で見ればよかったなと心底思った。

 馬という動物には一種独特にとらわれてしまう美しさがあるけれど、この映画では主役の馬、ヒダルゴはまさに千両役者。時々声をかけたくなるくらいの役者ぶり。
 ほかの光るようなアラブの馬に比べて大きさでは見劣りするけれど、語っちゃうのだ。まさにパートナーなのである。
 ヴィゴ・モーテンセンもはっきりいってアラゴルンより納まった役だと思う。ちょっと汚い目の男っぷりが素敵だったらない。歌はこっちのほうがうまかった。オマー・シャリフも懐かしかった。

 首長の娘救出やイギリス女性の妨害など、どこまで実話なのかちょっとわからなくて、ほんとだとしたらあまりにも出来すぎのようで、首かしげるところはあるが、過酷なレースに勝ち抜いて彼が自分自身の誇りを取り戻していくのは納得できた。かざされる旗が星条旗でないのが良かった。

永井豪の作品映画化

2004年10月05日 | 映画の話題
今度は「デビルマン」です。
早速見た方のレビューは散々でした。

忍之閻魔帳

「キューティー・ハニー」も友達が寝た、って言ってたし
なんであの原作のパワーが反映されないのかなあ。
大作主義だのなんだの言われてるハリウッドの今の映画でも
キャスティングはものすごく考えられてるじゃないですか。
今度の「バットマン」だってかなり思い入れたっぷりにくらーく作ってるみたいだし
何よりキャストは、絵空事を納得させるに足る人材だよね。

映画はその世界にパワーがあればあるだけ
それを持ちこたえられる力量が作る側にないと
凄惨な出来になる。

これまたどうしよう。ビデオ待ちかな?

永井豪さんはほんとに満足してるのかなあ?