虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

大冒険(1965/日)

2004年10月29日 | 映画感想た行
 昨日の昼には「ファインディング・ニモ」を見ていました。
 すっごいきれいな画面でした。これは吹き替えだったので感想はもう一度、字幕版を見てから。

 夜中に目が覚めて、テレビつけたらクレイジーキャッツの「大冒険」やってたんですよ!チェックしてなかったのが大ショック!半分くらいしか見られなかった。
 植木等と谷啓の発明狂コンビが偽札事件に巻き込まれ、なんとその黒幕はナチスで実は生きていたヒトラーを向こうに回して地球を救ってしまうという、ハリウッドアクション顔負けの壮大なストーリーなんだけど、(今の眼で見てると)セットやなんかのチャチさがいかにもクレイジーキャッツ的な大風呂敷気分で、私はクレイジー映画の白眉だと思ってます。私の趣味によるんでしょうが、サラリーマンものより、見ていて楽しい。
でも、円谷流特撮バリバリで、最後のナチスの基地の島が崩壊するシーンなんて特撮的大屋台崩しの迫力満点。
 植木等の身体もすごく軽やかに動いてるし、谷啓のムードも良いし、前編うそみたいに明るいし、やはり最初から見直したくてたまらなくなった。