虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

ロンゲストヤード(1974/米)

2004年10月13日 | 映画感想ら行
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:バート・レイノルズ エディ・アルバート エド・ローター

 八百長でプロの世界を追われたアメフトの元スタープレイヤーが、車の無断借用で入った刑務所の中で、囚人チームを率いて看守チームと対決する。

 さすがアルドリッチで、なんかツボにズバズバはまってしまい、ラストはすっきりさわやか~!に心晴れ晴れしてしまうのでした。バート・レイノルズは暑苦しいタイプでちょっと苦手だけれど、この映画に関してはひげもないし、男臭さがいいほうに作用してお見事です。

 刑務所内の力の歴然とした対立の構図から、チームの結成・試合への展開。主人公が試合中にとことん追い詰められて、泣かせるエピソードがはさまれ、男たちの激突に「やったれ~!」と思わず叫んでる。
 見せ場の長いストップモーション、そして最後の「闘った者たち」の意識の底の部分での交流と誇りがジ~ンと来るラストシーン。エド・ローターのいやみな演技はすべてこのシーンの為にあったのねっ!
 男の娯楽アクションの王道!