虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

さらば冬のかもめ (1973/米)

2004年05月10日 | 映画感想さ行
ジャック・ニコルソンがさえない、でも芯はいいやつの中年男を演じてしんみり。

THE LAST DETAIL
監督: ハル・アシュビー
出演: ジャック・ニコルソン ランディ・クエイド オーティス・ヤング

40ドルを盗んで、8年の刑務所暮らしと不名誉除隊という
とんでもない重い刑に服することになった若い水兵メドウズ。
彼を護送することになったオジサン海軍SP2人。
軍の刑務所に着くまでの3人の道中を描く。

おかしくてしみじみの映画。
この、微罪でとんでもなく思い刑を喰らう
まだ未成年のメドウズというのが
見ていてつくづく駄目なヤツでねえ。
人に対する害意はまったくないんだけど、
自分を守るために闘う気概もないの。
家庭は不幸だし、
盗癖はあるし、
お前、何のために生きてるんだよ~!
と叫びたくなっちゃう。
それで、護送するすれっからしの中年がせめて刑務所に着くまでに
娑婆の思い出をつくってやりたい、なんて思っちゃう。
二人とも、それなりに苦い過去を呑み込んで生きてきたんだろうなあ、
なんて思わせる。
で、そのことが…になっちゃうんだけど
途中のエピソードが面白くて、ラストが切なくて、好きな映画。
道中にかぶる軽快なアメリカンパトロールなどの行進曲が効いてます。

バイオハザード (2001/米)

2004年05月10日 | 映画感想は行
バイオハザードと言うのは「キャ~怖い、怖いよ~」と言いながら
ゾンビをバキバキ撃ちまくるゲームなんですけどね。

RESIDENT EVIL
監督: ポール・W・S・アンダーソン
出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ 

巨大企業アンブレラでは“ハイブ”と呼ばれる地下の巨大研究施設で
秘密裏にバイオ兵器の研究を進めていた。
ある日、研究中のウィルスが何者かによって施設内に散布されてしまう…

音楽イカしてましたね。
前半、あまりにもいつ出るか!と待ちすぎてしまっていたせいか、
ゾンビが現われても
「あ~、やっとでた!遅かったじゃないの!」
という感じになっちゃって、ドキッとするより安心した。
後半のバリバリアクションは、よく見せていたと思う。
なす術もなくメンバーが減ってくのは、やっぱそれなりにつらかった。
武器や背景がとてもよくつくってあったと思う。
ゾンビの気持ち悪さはゲームの勝ちのような気がする。
ミラ・ジョボビッチが肌をさらして大暴れで、
ケルベロスを素手でぶっ飛ばすとこは爽快でした。
そして、いくらでも後が続くぞ、というラスト。
でも見るかな?