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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

白鳥の湖

2009-06-06 22:15:00 | 家族・友人
 




 M嬢と県南の奥州市Zホールに出かけ、男性だけのコメディーバレエ『グランディーババレエ団』の公演を見てきた。
観客の入りは六割ぐらい。
キワモノ?かと思いきや、これがなかなか......。
コミカルにしてシリアス、パワフルにしてエレガンス。
テクニックも目を瞠るものがあるし、バレエ鑑賞初心者でも大いに楽しめた。

 プログラムは聴き慣れている「白鳥の湖」「パ・ド・ドゥ」「瀕死の白鳥」など。
前から二列目のど真ん中の席だったので、踊り手の表情や波打つ筋肉の様子までよく見えた。
コメディーバレエは大変面白い体験だったが、次は絶対正調バレエを見ようと心に誓った。


 実は数ヶ月前のこと
M嬢「バレエのチケット取ったわ。」
私 「あら、良かったわね。楽しんでくるといいわ!」
M嬢「あなたの分も取ってあるから!」
私 「はあ~っ? 別に頼んだ覚えはないけれど...」

 「またか!」と思ったのだが、この調子でいつもM譲に押し切られる。
先が見えない独り暮らしだが、自己啓発費だけは出し惜しみしない女なのだ。
高橋真梨子のライブとか、中国障害者芸術団の『千手観音』など、知らないうちにいつの間にかチケットを握らされている私。
すべてSS席。もちろん彼女のおごりなどではない。

 彼女は、自分が好きなものは私も好きなのだと誤解している節がある。
おせっかいなのか?わがままなのか?
普通はこちらの意志を確認してから予約するものだろう。
私が彼女を誘うのは、銀行からいただく落語のチケットとか、大学祭や卒業公演の無料のコンサートばかりだというのに。

 しかしM嬢に翻弄されるのもそれほど悪くはない。
自分では決して体験しないようなことをさせてもらえることもある。


 ところで、今回私が学んだことは
「バレエ」の表記が「バレー」ではなく「バレエ」だったこと。
発音から言って排球の「バレー」と同様であると思っていた。
さっそく得意満面で夫とM嬢に質問してみたら、なんと二人とも簡単に正解。
あれっ? 知らなかったのは私だけ?











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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (風の又三郎)
2009-06-06 23:59:01
トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団みたいなやつですね。伝統的なクラシック・バレエをパロディ化して楽しく、娯楽性の高いパフォーマンスを提供するのだというコンセプトのようですが、面白そうですね。一度見てみたいものだと思ってました

ところでM嬢って・・・例の、エプロン裏表事件の方でしたっけ?『彼女は、自分が好きなものは私も好きなのだと誤解している節がある。おせっかいなのか?わがままなのか?普通はこちらの意志を確認してから予約するものだろう・・・』

nihaoさんが苦笑いしているのを想像すると、面白くて(あ、失礼!(^^)得意の「心理描仮説虫」が、うずうずしましたが、またの機会に・・・(^^)
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又三郎さんへ (nihao)
2009-06-07 08:48:11
>M嬢って・・・例の、エプロン裏表事件の方でしたっけ?
あはは、違います。
M嬢は、サバイバル食材の女王。
我が「バッケ(蕗の薹)研究会」の会長です。
野草を食べて食費は詰めていますが、文教費は惜しまないという逞しい女性です。
一人で生き抜くためには自分を磨かなければならないというのが彼女の持論なのですが、なぜか私を道連れにしたがる(笑)

コメディバレエはとても愉快でした。
笑いの中にも見せ場はたくさんあり、本格的な技術がなければできないパフォーマンスでした。
機会を作ってご覧になるとよいと思います。

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Unknown (うらら)
2009-06-07 12:49:54
M嬢のおかげで未知の体験をさせてもらえるのですね!
自分では決して体験できないかもしれない事、一人では鑑賞しないだろうもの。
誘ってもらったおかげで新しい興味が開ける。
何ともステキな関係ですね。
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まぁ、悩みますねー! (ゆっかりん)
2009-06-07 13:34:17
そんな未知の体験ができるのを羨ましく思いながらも、できれば予約する前に相談してくれれば、もっといいのにねー!

こうなれば、nihaoさんも彼女にステキな経験をさせるチケットをゲットして渡すしかないかも?

あ、でもM嬢が自分の行為に気付くか、それとも反対に気に入ったチケットだったら、もっとエスカレートしちゃうかしら?

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Unknown (およよ)
2009-06-07 15:29:09
M嬢、おばちゃま街道まっしぐらですね。

>普通はこちらの意志を確認してから予約
相手の都合とか気にしてるとNG出たとき悲しいそうで 
近所のおばちゃま連も「行くデ。あんたもやで」のノリでアチコチお出かけの様ですヨ。
楽しみを共有することが楽しいんですね。

>男性だけのコメディーバレエ
これは 私も見たいと思いつつ 実現してない物の一つです。
勢いのあるお友達がいらっしゃって羨ましいわ~。

>なにか手を打たなければならない。
nihaoさんの趣味のモノを 「今度こんなの行きたいなぁ」と何気に報告しておく…とか??

・・・バレエ…アラベスクなどの少女マンガ時代に覚えました・・・
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うららさんへ (nihao)
2009-06-07 16:02:58
>未知の体験
確かに......私なら、高橋真梨子は嫌いではないけれどチケットは取らないと思います。
今回のコメディバレエは、想像していたより面白かったのでM嬢に感謝です。

私とM嬢は、映画も本もかなり趣味が違うのですが、相手の意向を考える余裕がないというのは、ひとりでは何もできない年齢になってきた証拠かしら?
おそらく次回は、M嬢は本格バレエのチケットを調達してくるはず。
高額なのだけが悩みのタネね。
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ゆっかりんさんへ (nihao)
2009-06-07 16:10:01
せっかくコンサートに行くのなら自分の好きなものを鑑賞すべきなのでしょうが、今さらチケットの手配をするのも億劫。
出かけるのはもっと億劫。
結局どんどん文化生活から遠のいてしまうので、M嬢が勝手にチケットを買っておいてくれるのは、考えようによっては有益なことなのかもしれません。

なんだかんだと言っても、お膳立てしてくれなければその気にならないから......
あらっ?わがままな女はM嬢ではなく私の方かもしれないネ。
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およよさんへ (nihao)
2009-06-07 16:21:10
>M嬢、おばちゃま街道まっしぐらですね
そうか!
「行くデ。あんたもやで」のノリだったのか!
大阪弁で分析されるともの凄い説得力ある。
便利な言葉ですね、大阪弁は!
確かに事前に意志を確認されたら私は断ります。
それがいやだから黙って買ってくるんですね。
寂しい女なんや、M嬢は....... 

コメディバレエは楽しめます。
あんまり座席が前すぎて全体が見通せなかった。
ちょっと後の席のほうがいいと思います。
「バレエ」知っていましたか。
みんな知っているのね。私はショックです。
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Unknown (風の又三郎)
2009-06-07 18:24:28
「自分では決して体験できないかもしれない事、一人では鑑賞しないだろう」という、うららさんのコメントに納得です。これってネクタイを選ぶときがそうなんです。スーツを新調した時など、自分の好みだと、いつも同じような色や柄になってしまうので、あえて女店員さんにお願いして選んで貰うのですが、薦められたネクタイは内心「ウッ!」と引いてしまいそうなもの。まあ、自分では絶対に手が延びないものですが、たいてい後で「お、いいネクタイだね」なんて褒められるもんです。でも、食わず嫌いをよく「騙されたと思って!」なんて薦められて、意外と美味しかったりするといいけど、ほんとに騙されたときは倍ぐらい腹たちますよね(^^)
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Unknown (京こまめ)
2009-06-07 18:54:12
『千手観音』は良かったですよね。私も感動しましたよ。
M嬢さんだったんですか。ああ、あの生地の件も彼女だったのね。
行動的な方なんですね。いいなあ、私は引きこもりぎみな主婦なんでそんな友達が欲しいです。
なんでもきっぱり決定してくれそうですね。

男性だけのバレエ団ですが、うちの義母も今度福岡に来たら見たいと言ってます。
人気があるんですね。
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