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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

自己満足

2009-11-20 10:50:00 | 手仕事
 

        


我が家が利用しているペットサロンは送迎つき。
わざわざ出向かなくてもよいので大変重宝しているが、この日のももちゃん、サービス用の黄色いミニワンピースを着せてもらって戻ってきた。

 ペットにいろいろな種類の衣服を着せて楽しんでいる飼い主さんはたくさんいるが、私はももちゃんに洋服を着せることは滅多にない。
唯一厳寒期の散歩用のコートを一着持っているだけだが、着せるとどこか嫌がっているような、そわそわと落ち着かないようなそぶりをする。

 そもそも犬は、自分の生態に一番相応しく一番似合う毛皮を着て生まれてくるのだから、そのままの姿が一番美しく、かつ生きやすいのではないかと思う。
いくら可愛いからと言って、犬を擬人化してファッションショーなどをする行為は、単に飼い主の自己満足でしかないのではないだろうかとずっと疑問に思っていた。

 しかし、ももちゃんも来月15歳の御老体となると......彼女の唯一の財産の毛皮も、ここにきてめっきりと色褪せ艶を失い毛並みは乱れ剥げ落ちて......と無惨な様相を呈してきている。
しかもどんどん痩せて筋肉が落ち骨格が浮き出てくる。
私の体感が適当とする温度で暮らしているももちゃんにとって、冬の寒さはかなり辛いのではないだろうか。
そう言えば、いつもストーブの熱風の前を陣取って寝ている。

 ペットの衣服には、防寒防水防虫・抜け毛対策・汚れ防止などの利点があるというから、そろそろももちゃんにも洋服を着せる必要があるかもしれないと考えていたところに、友人M嬢がやってきて......
 「まあ、ももちゃん。なんてダサい服着せられているの!
       お母さんにもっと素敵な服を作って貰いなさいよ!
と言われた
そこまで言われると作るしかない。


     


 薄手のウールの端布を利用した。
小さいのですぐ完成するかと思ったら結構面倒だった。
このチェック柄は、実は2週間前に縫い上げた私の簡単服とお揃いだ。


           


 ペットとお揃い、これこそ飼い主にとって究極の自己満足だ。
なんとも安易な方針転換でお恥ずかしい。