米原子力潜水艦、南シナ海の海底で正体不明の物体と衝突
登録:2021-10-09 09:17 修正:2021-10-09 09:23
米海軍「グアム島へ運航中に事故」
米海軍のシーウルフ級原子力潜水艦「コネティカット」(SSN 22)が5月27日、米ワシントン州キトサップ・ブレマートン海軍基地から出港している=米海軍提供/AFP・聯防ニュース資料写真
米軍の原子力潜水艦が潜水運行中に正体不明の物体と衝突した。
米国海軍は7日(現地時間)、資料を通じて「シーウルフ級原子力潜水艦『コネティカット』(SSN 22)が5日前、インド太平洋地域の公海を潜水運航中に、物体とぶつかった」と明らかにした。
米海軍は「乗務員の安全は海軍の最優先関心事であり、命が危険な負傷者はいない」と付け加えた。これに関連して、AP通信は乗務員9人がかすり傷のような軽傷を負い、2人がこれより重い負傷を負ったが、入院治療を受ける状況ではないと匿名の関係者の話として報じた。
潜水艦は安全で安定した状態であり、原子力発電施設と空間も何の影響も受けずに正常に作動していると米海軍は説明した。
米海軍は事故がどこで起き、ぶつかった物体が何だったのかについては、「調査中」として具体的な言及を避けた。これに関して米海軍関係者は、「潜水艦は当時、南シナ海で日常的な作戦を遂行中で、グアムへ運航中だった」と伝えた。潜水艦と衝突した物体については、「まだ明らかではないが、他の潜水艦ではない」とし、「沈没した船舶やコンテナ、または海図に表示されていない物体である可能性もある」と明らかにした。
米海軍の資料によると、、トマホークミサイルとMK48魚雷で武装している。原子力による動力を使うが、戦略原子力潜水艦と違って核兵器は運用しない。
パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )