京畿道内の新型コロナウイルス感染症の感染者数が初めて200人を超えるとともに、病床待機者が1日平均250人に達するなど、新型コロナ感染者の急増によって病室が飽和状態となっている。日本と似ている。

2020-12-11 05:56:33 | 韓国・コロナ対策

病床待機中の感染者「1日250人」…

京畿道「重症91.8%で飽和状態」

登録:2020-12-10 01:28 修正:2020-12-10 08:17
 
1日当たりの新型コロナ感染者、初の200人突破
 
11月25日午前、新型コロナ感染者が確認されて閉鎖された京畿道城南市盆唐区役所。防疫要員たちが臨時選別診療所を設置している=城南市役所提供//ハンギョレ新聞社

 京畿道内の新型コロナウイルス感染症の感染者数が初めて200人を超えるとともに、病床待機者が1日平均250人に達するなど、新型コロナ感染者の急増によって病室が飽和状態となっている。京畿道は病床の確保に総力をあけている。

 京畿道のキム・ジェフン保健健康局長は9日の定例ブリーフィングで、「現在、京畿道が確保している病床は、生活治療センター1056床、感染症専門病院630床、重症患者病床49床の、計1735床。このうち感染症専門病院の病床は使用率が89.2%、重症患者病床は91.8%と、飽和状態に達している」と述べた。重症患者治療病床は49床のうち45床が使用中で、残る病床はわずか4床。

 病床が飽和状態となったのは、京畿道内のコロナ感染者数が初めて200人を超えるなど、コロナ感染者が急増したことによるものだ。

 
9日午前、チョン・セギュン首相がイ・ジェミョン京畿道知事と共に、京畿道庁で開かれた新型コロナウイルス感染症中央災害安全対策本部の会議に出席している=京畿道提供//ハンギョレ新聞社

 9日午前0時現在の京畿道内のコロナ感染者数は、前日午前0時から219人増の8691人で、道内26の市郡で感染者が確認されている。

 60歳以上の新規感染者は80人で36.5%を占め、感染経路が不明の感染者は62人で28.3%を占めた。特に憂慮すべきは、先週の1日当たりの平均感染者数が167人と、前週に比べ48人増加しているうえ、今月2日から8日までの1週間のコロナ検査者2万5711人のうち1174人が確定判定を受けたことで、検査者に対する感染者の割合は4.5%と、感染者の割合が高まりつつあるものの、病床と生活治療センターがこれを支え切れていないことだ。

 軽症または無症状で、生活治療センターへ入所できず自宅で待機している人は、1日平均250人に達している。

 キム局長は「こうした飽和状態による病床不足に備え、京畿道は病床の確保に総力を尽くす」と述べた。

 京畿道は、利川(イチョン)にあるLG人和院に、332人の入所が可能な生活治療センターを新たに今月10日に開設することにした。この生活治療センターが開所されれば、京畿道は計1388人の無症状患者と軽症患者を収容できるようになる。また、12月中に第1段階として51床、2段階として128床の計179床の感染症専門病院の病床を追加確保し、計875床を運用することになった。

ホン・ヨンドク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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