文大統領は「大統領府で正式な任命状授与式を行った方がより栄誉かも知れないが、一時も席を外せない疾病管理本部の状況を考慮した」と述べた。

2020-09-13 05:48:13 | 韓国・コロナ対策
文大統領、「疾病管理庁長」の任命状をもって
疾病管理本部を直接訪問

登録:2020-09-11 23:23 修正:2020-09-12 08:05


初の現場授与…疾病管理本部、12日に「庁」に昇格 
チョン・ウンギョン庁長、防疫を「大縄跳び」にたとえ 
「互いを信じて距離を置き、最善を尽くすべき」

      

文在寅大統領が今月11日、忠清北道清州の疾病管理本部緊急状況センターで、チョン・ウンギョン初代疾病管理庁長内定者に任命状を授与している/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日、忠清北道清州(チョンジュ)にある疾病管理本部を直接訪ね、新任のチョン・ウンギョン疾病管理庁長に任命状を授与した。文大統領が大統領府外の勤務地を訪れて任命状を与えたのは現政権に入って初めてで、チョン庁長に対する信頼と期待の大きさがうかがえる。

 文大統領は疾病管理庁への昇格前日にあらかじめチョン庁長に任命状を与え、「世界の模範と認められたK-防疫の英雄」だと激励した。文大統領は「大統領府で正式な任命状授与式を行った方がより栄誉かも知れないが、一時も席を外せない疾病管理本部の状況を考慮した」と述べた。文大統領は「秋夕(チュソク。陰暦8月15日の節句)前までは(一日の感染者数が)二桁に落ちることを願っている」と述べた。チョン庁長は「国民の健康と社会の安全を守る健康の守り役に疾病管理庁が生まれ変われるよう、職員一同心を一つにして全力を尽くす」と答えた。

 チョン庁長は同日、疾病管理本部長として行った最後の中央防疫対策本部(防対本)のブリーフィングで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の防疫過程を「大縄跳び」にたとえ、国民の協力を切に呼び掛けた。彼女は「『ウィズ・コロナ』時代、私たちは今年1月から共に大縄跳びをしていると思う」とし、「大縄跳びは一緒に飛んでいる仲間を信じ、互いに一定の距離を置いて、自分の位置で最善を尽くさなければ続けられない。みんなが一丸となって危機を乗り越えなければ、COVID-19はこれからも我々の足元にとどまるだろう」と述べた。
ソン・ヨンチョル、クォン・ジダム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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