ソウル市民「盗撮に対する市民意識」の調査結果被害に遭うのではないかと心配していることが分かった。

2019-06-18 09:03:04 | 問題がないは、大問題
ソウル市民10人中7人は「盗撮の不安感じる」…
半分以上「トイレの穴を確認」

登録:2019-06-18 05:37 修正:2019-06-18 07:21

ソウル市・ナム女性人権相談所が調査結果を発表 
盗撮への不安、男性より女性が強い 
不安を感じる場所として、男性は宿泊施設、女性は公衆トイレ挙げる


          

盗撮した映像の流布を描いたイラスト資料//ハンギョレ新聞社

 ソウル市民10人中7人ほどは、日常で盗撮の被害に対する不安を感じたことがあることが、調査で明らかになった。特に、女性と男性は、それぞれ公衆トイレと宿泊施設を利用する際、盗撮の被害に遭うのではないかと心配していることが分かった。

 ソウル市とナム女性人権相談所が17日に発表した「盗撮に対する市民意識」の調査結果によると、「盗撮によって日常生活に不安を感じたことがあるか」という質問に、回答者の69%が「そうだ」と答えた。性別では、女性回答者の80%が不安を感じたと答えており、男性回答者の場合はその割合が57%だった。女性が男性より盗撮に対する不安を強く感じていることが、調査を通じて改めて確認された。

 盗撮に対する不安が最も大きな場所は、宿泊施設(43%)だった。公衆トイレ(36%)やプールと銭湯(9%)、地下鉄(7.6%)などという回答も比較的多かった。ただし、性別によって回答に差が見られた。男性は宿泊施設(65%)で最も高い不安を感じると答えたのに比べ、女性は公衆トイレ(52%)を盗撮の危険性が元も高い場所に挙げた。

 盗撮が疑われる場所で、どのように行動するかという項目では、回答者の61%が「トイレなどを利用する際、穴などが空いていないかを確認する」と答えた。「カメラがないか、事前にチェックしてから利用する」(57%)、「公衆トイレなどはなるべく利用しないようにしている」(44%)という回答も多かった。「盗撮を探知できる簡易用検査道具を持ち歩いている」(8%)という回答もあった。

 市民たちは盗撮犯罪が増加する理由として、「盗撮の加害者に対する処罰が不十分であること」(67%)と「盗撮が犯罪という認識が根付いていない」(62%)点を挙げた。盗撮の根絶に向けた対策でも、「盗撮の加害者に対する処罰の強化」(71%)を最も多く挙げており、「盗撮に対する法制度の強化」(63%)がその次に多かった。

 今回の調査は、ソウル市とナム女性人権相談所が、19~59歳のソウル市民1500人を対象に、先月23日から29日まで一週間のインターネット調査で進めており、95%の信頼水準に標本誤差は±2.5%pだ。
チェ・ユンテ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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