どこ吹く風

旅のことを主に書く。

サウナで臨検

2006年03月13日 10時01分07秒 | 懐かしい旅の記録
 フィリピンからの帰りに台北ー那覇の予約が出来ないまま台湾入りしたことがあった。金が無いので安宿を探さねばならない。
空港の宿泊案内所で探すとまあまあの値段のホテルを紹介してもらい、ホテルの送迎バスに乗った。

 市内に入りホテルに客を降ろしていく、ある通りに出たら見覚えがある。かつて宿泊した事のあるホテルに付近を走っている。そうだこの近くにサウナがあると突如閃いたので次ぎ止ったホテル前で降りた。
運転手はホテルが違う、と言うているようだが知っているので後から行くと日本語で言い強引に降りた。

 通りは森林北路だったのです、あの偽ブランドショップのあるところだ。もちろんその頃は偽ブランドショップなんてあったかどうかも知らなかったけど。
近くのバーによく行ったので覚えていた。

 その店に行くとホステスは既に出勤している、サウナまで案内してもらった。後で飲みに行くからと言うたが金の持ち合わせが無かったので行かなかった。
その夜はサウナに泊まるつもりだった。一番安上がりだろう。
風呂に入り英語の字幕入りの映画を見て時間を潰していると夜中に騒がしくなった。制服姿のオマワリか兵隊が集団で入ってきて何かを言いながら一人一人尋問を始めている。私は訳が分からないので長いすに寝そべったままでいた。

 何か問いかけてくるが全く分からないので、日本人だとト言うとパスポートを見せろと言う。これは全て英語に日本語ジェスチャーでの会話です。パスポートは貴重品ボックスに預けてあるのでフロントで開けてもらい提示する。
問題は無く直ぐ終わった、しかし暫らくすると別の憲兵(?)が来てまた何かを言う、もう既に終わったと言いたいが言葉が通じない、しょうがないので預けたパスポートを又受け取って見せる。
 このような臨検が時々あるらしい様子だった。十数年前の台湾はこういうこともあった。

 裸になったらウチナーンチュもヤマトゥも台湾人も分からない。湯船が暑いとかぬるいとかで話しかけられたこともしばしばある、ただ肩を上げて手を広げる仕草しか出来ないけど。
台北はサウナが多いのでホテル代わりに利用できる。