どこ吹く風

旅のことを主に書く。

バッ・リッ

2006年03月02日 08時03分55秒 | バリ
 ”バッ・リッ”と書くより”ば~り~”がいいのか”ばり”がいいかやはり”バリ”か・・・
バリのイメージを表現する場合のことです。
妻や子どもにとって始めての海外旅行がバリ島だったのはラッキーだった。子どもが大人と同じように風景だに満足したとは思えない。楽しさから言えばデズニーランドの方が心底面白いだろう。

 しかしバカンスというのはこのような旅を言うのだとの見本を見せた面もある。バカンスなんて私も知らないが、映画を見たり本で読むと日本のパックツアーのように毎日時間通りの行動になっているのとは違う。家族や個人単位で一箇所に長期滞在してのんびり過ごしているように思われる。

 バリ旅行はそれを模した面もある、最初の二日間は全員一緒の日程を組んだが残りの日々は自由行動とした。もちろん子供たちも自由にさせた。
朝起きる時間も食事を取るかどうかも勝手にさせた、部屋割りの関係で子供たちとは別々の部屋になったので自由にさせやすかった。
前日”私は妻とあそこへ行きこうこうする。”一緒に行くなら9時にレストランにおいでと告げるだけにした。

 一緒に行動したり別々だったり、食事も取らずに寝ていたりプールで泳いだりと子供たちはこれまで味わえなかったフリータイムを過ごした。ただし海で泳ぐのは制限した。
ある時娘が髪を結ってきた、細い三つ網アタマいっぱい結うヘアースタイルである。海岸を散歩したら髪結いのオバアに誘われて値段交渉して結ってもらったとのこと。アタマ中数拾本の三つ網がぶら下っている、三つ網1本当たり10円ほどだったので結ってもらったと本人は言う。子供の小遣いで結える金額で可愛くなっていた。

 あのようなのんびりした旅はあのバリ以来無い、つまりたった一回のバカンス経験でした。インド洋に落ちる夕日を眺め、花の香りが漂う中のジャランジャラン、穏やかな人々の顔に緑の水田思い出すだけでも心が和む。
また行きたいな~
妻はその数年後にロンブク島まで足を伸ばしている。

バッ・リッ、ば~り~、ばり、バリ、文字で表現するバリ島は、気分によってどちらも使えるということにしておきます。

 余談だが、息子が高校2年生の五月の連休のときに、友だちの計画に参加するのか親と一緒に行くのか決めろと言うと、迷っている。
”友だちと行くのも楽しいが、お父さんなんかと行くと意外性があるからな~・・・”
その連休は息子も一緒に行動したか何処に行ったか覚えていないけど、高校生にもなる男の子が友達を取るか家族を取るかで迷う様を見て父親としてチョットだけ嬉しかった。

我々の家族は良い家族なんだ。