福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

BAKE MERRY KITCHEN(ベイク・メリー・キッチン)

2020-05-03 | 福島
「BAKE MERRY KITCHEN」のお菓子をようやく食べることが出来ました。

「BAKE MERRY KITCHEN」は聖天通り商店街にある人気の焼き菓子店。
(今風に言うとベイクショップというのかな)
オープンしている曜日は週4日のみ、
営業時間も短めのお店ですが、平日の仕事帰りでは閉店時間に間に合わず
土日は寝坊してしまう上にボーッとしている間に出発が遅れて
完売している、ということが続いていて、
なかなか食べることが出来ませんでした。
土日はお店が開いているんだから、ちょこっと頑張るだけで良いのですが
それが出来ない。。。

お店は聖天通り、しかも駅から離れた鷺洲エリアとは思えない
(鷺洲住民の皆さん、すいません)可愛らしくてお洒落なお店。
雑誌で言うと、天然生活とかリンネルみたいな世界です。
(クウネルは何か変わってしもたもんな・・・私が好きだった頃のクウネルじゃない、泣)

爽やかな色味のドアを開けると、お店は細長い形状。
ひとつひとつはナチュラルで可愛らしい感じなのですが
色合いが抑えめなのと装飾もそれほど多くないので、
大人っぽさと少女っぽさが絶妙なバランスで共存しています。

入口に立っただけで、甘くて香ばしい良い香りが漂っています。
木製のカウンターには焼き菓子が並んでいて、
お皿にかぶせられたガラスのフードが光り輝いていました。
匂いと見た目だけでうっとりするような空間です。
お店のカフェコーナーでケーキの盛り合わせを食べるのが夢だったのですが
このご時世、それはがまん。
焼き菓子をいくつか買い、自宅で紅茶とともにいただきました。

私は焼き菓子が好きで、あちこちのお店でちょこちょこ買うのですが
今までの人生で食べた中で、一番美味しかった。
お菓子の素材のひとつひとつの味がちゃんと際立っているのに
それらが美しく調和している。
果物の甘酸っぱさ、乳製品のまろやかさ、ほろ苦いチョコレート、
焼き目の部分は香ばしく、内側の生地はしっとり。
うまく言えないのですが、感動しました。
コロナ禍のせいで、お正月以降会えていない実家の家族にも食べさせてあげたいなぁ。

阪神大震災の時に、神戸の洋菓子屋さんの再開はかなり早かった。
その時に聞いた言葉が
「美味しいお菓子とコーヒーは心の栄養剤だから」でした。
終戦の年、何もかもが貧しくて、日本中が飢餓に苦しんでいた昭和20年。
冬にはすでに心斎橋ではクリスマスケーキが売られていたらしい。
苺なんて手に入らないから、ショートケーキにはさつまいもが載っていたそうで
ケーキ自体も物資不足で粗末なものだったのでしょうけれど
それでもみんなとても喜んでいたのだそうです。

甘い物は人の心を幸せにする。

また、このお店のお菓子を食べたいです。
そのためには病気にならないよう元気に生活して、
紅茶とケーキが似合う、きれいなお部屋にしなければ。

とりあえず、この連休は頑張って掃除します。

「BAKE MERRY KITCHEN(ベイク・メリー・キッチン)」
住所:大阪市福島区鷺洲2-7-12 実積ビル1F
電話:06-6442-7020
営業:12:00~18:00
休日:水曜日、木曜日、金曜日 
備考:instagram

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