福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

野田恵美須神社 夏祭 その1(2015年)

2015-08-23 | ■お祭り・イベント等
一か月も前の話で、アレなんですが…
今年も福島区内の神社の夏祭りに行ってきました。
台風やら仕事の都合やらで、行けたのは野田恵美須と福島天満宮のふたつだけ。
来年は海老江や浦江のお祭りにも行きたいです。

まず、「野田恵美須神社」の太皷(枕太鼓)から。

野田恵美須神社の公式ホームページには
毎年、太皷・鯛鉾・地車の巡行ルートを記した地図が公表されます。
立ち寄り予定時間が記入されているので、とても便利。
天候や交通事情により、到着時刻が遅延する可能性があるので
予定表の初めの方の立ち寄り場所で待ち受けるのが一番確実です。



巡行予定の一番最初の立ち寄り場所、某マンション前で待ち伏せ。





祇園祭の山鉾みたいに、方向転換のたびに竹を地面に敷いてエッチラオッチラ、
なんてことはありません。
たぶん、祇園さんのは車輪がすごく古い形式のままなんだと思う。



太鼓の音がお腹に響きます。



足回りには、波と兎。
兎の眼と耳の内側には赤い塗料が塗られていました。
この取り合わせは日本の古典的な図柄のひとつらしく、
波は水=火除け、兎は子孫繁栄の象徴らしい。
謡曲「竹生島」の一説がもとになっていると言われているそうです。

 緑樹影沈んで魚木に登る気色あり
 月海上に浮かんでは兎も波を奔(はし)るか 面白の島の景色や


参考 政所の波兎(竹生島紋様) : まち・文化 : DADA Journal

上記の記事によりますと、
前を向いている兎と振り返っている兎が対になっているものだそうですが
確かに、この台のうさぎさん達もそのようになっています。


(これは昨年撮影したもの)

今回調べてみるまで、波と兎の取り合わせには特に注意を払ったことはありませんでした。
波の白い部分(波頭というんですかね)をよく白ウサギに例えることがあるので
それを意匠化したんだろうなぁ、くらいにしか思っていませんでした。
えべっさんは漁の神様だし、野田は昔は半農半漁の村だったと聞いていたので
だから海の波の模様をあしらったのだと考えていました。

神事に使われるものには、ちょっとしたデザインにも色々な意味合いがあるものなのですねー。

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