nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

激動の3日間と幸運を呼ぶ青い蜂

2023-09-03 08:51:27 | 生活
先週水曜日、近くの学校から何度も着信が入っていました。

あいにく畑で作業していたので気が付かず折り返し電話をすると、翌日の木曜日に大切なイベントあるので、その記録撮影をしてほしいとのこと。

姉妹都市のオーストリアのパラリンピック選手が学校へ講演に来るらしい。
開始は午後4時で1時間程度だといいます。
その時間までには、心配なビデオカメラや録音機器のバッテリー充電は間に合うのでとりあえずOKを出しました。

でもどんな内容なのだろう?
進行はどんな感じ?
講演のお礼に合唱なども有るらしいし、どのような形で行うのだろう?

夕方までには時間が有ったので学校へ出向いて聞こうかとも思いましたが、機材の準備が先なのでそんな時間も無く断念。

翌日、あらゆる想定をして必要な機材を全て持って1時に行きました。
教頭先生から進行表などを説明頂いて、何時もの学校祭のビデオ収録と同様の機器セッティングを実施。
カメラ8台と、録音機器2台を設置しました。

体育館内は冷房は無く思いの外暑くて、アクションカムの熱暴走での停止が気になりました。
それと、暑いので全てのドア、窓は解放で行うとの事で、マイクの音を確認すると風が吹く度に風ノイズがボコボコ入ります。
これはマズい!

風防用のファーは2つしか持って来ておらず、マイクは4本。
その2本の内の一本はタオルで防御、もう一本は自作ファーの元になる布があったので、それを輪ゴムで丸めてマイクに装着して、なんとか風防完了。

しかし、気が付けば現地にはNHKや新聞社の取材陣も来ており、素人目には私の手元のビデオカメラと同じに見えたでしょうが、ちょっと見NHKさんは流石に最新のビデオカメラでした。

でも、私はドリーを使っていたので移動も楽でしたがNHKさんはスプレッダーでしたので、撮影ポイントまで三脚を持って移動して固定しての繰り返しでした。
特段、記録ビデオでは無いので細切れでも影響無い訳です。
私の撮影は記録ビデオなので、そういう訳にはいきません。

撮影は無事終了しました。

---
片づけをして帰ろうと、妻に連絡をしようとしたところ、実家からLINEが入っていました。
丁度、撮影が終わった頃の時刻でのタイムスタンプでした。
開けて見ると・・・

「義姉が亡くなった」

つい先日、腹水が溜まり入院したばかりで、意識もしっかりしていただけにあまりの早い他界にビックリ。
この日、孫が面会したらしくタブレット越しに普通に話をしたそうですが、帰ったあと誰も気づかないうちに心臓が止まっていたそうで、看護師が巡回するまで分からなかったそう。

私のビデオ収録に支障の出ない様な時刻に亡くなったのも意図的な事の様に思います。

家に帰って玄関を開けると・・・
例の時計の飾り振り子が止まっていました。


やっぱり、「家の時計の振り子が止まる時には重大な事が起きる」は「偶然」と云う言葉は当てはまらないほど確実性が増してしまいました。

直ぐに軽く夕食を済ませて妻と実家に駆け付けました。

葬儀は火葬場とお寺さんの都合で火曜日となりました。

---
翌日の金曜日も納棺のために実家に行くと、姪が瓶を私に差し出しました。
その中には・・・・


金バエ? いや、蜂 が・・・

なに!この綺麗な蜂は・・・
こんな蜂、見たこと無い!
故人が天から呼び寄せたのか?

聞くと、昨夜私達が帰ったあと、お風呂に入ろうとバスルームに行くと、虫が窓に止まっていて、あまりに美しいので捕獲してビンに入れたらしい。
花は姪の息子が庭から持って来て入れたそうだ。

ビンから出しても逃げる様子もなく、足が動いていました。


調べると「セイボウ」という蜂らしく、非常に珍しい蜂のため見つかると良く新聞ネタになるらしい。

更に、この青い蜂は「幸せを呼ぶ青い蜂」と云われている様です。

故人が幸せの奇跡を連れて来たのかも知れません。

葬儀はこれからですが、若い頃故人には随分と世話になったので、納棺の作業をしながら御霊に対して「長い間、本当にありがとうございました」を何度も心の中でつぶやきました。
きっと、その場で聞いてくれていたと思います。

故人の御霊と、この綺麗な蜂を見た全ての人に、幸せが届く事を願います。

---
イベントの様子のTVは見る機会もなく見れませんでしたが、金曜日の新聞には載っていました。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小松菜とチンゲン菜が食べ放題 | トップ | カイガラムシ駆除に、驚く新... »
最新の画像もっと見る