nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

金乗院火祭り2019

2019-06-29 09:01:35 | おでかけ
家の近くには「金乗院(こんじょういん)」と言う古いお寺があります。
昔、平安時代に安部清明と敵対していた芦屋道満が、追っ手に捕まりこの地で処刑され、金乗院の和尚の枕元に夜な夜な亡霊がでるため、芦屋道満の墓に「解脱塔」 を立てて封じ込めたという言い伝えがある凄いお寺です。
解脱塔は結構大きな石の塔ですが、今でも杉林の中に人目に触れずにひっそりと立っています。
わたしも一度しか見に行ったことがありません。
そんな話を聞いてしまうとちょっと怖いです。

今日は、そんなお寺の年に一度の火祭りの日(6月28日固定)です。
毎年季節柄天気悪いですが、もし降っていても祭りが始まるとピタリと雨が止むので心配はしていません。今回は台風が来てましたが、この辺は全く影響なく曇りのまま維持していました。

10時に開始の花火が上がったので早速行ってみました。
これが、特大の不動明王像です。
どこか、親戚のおばさんの顔に似ていて、わたし的にはおばさんが居るような感じがしてしまいます。


暫くして行者が奥でホラを吹き終わってから入って来ます。


最後にお寺の住職が来てお祭りの開始です。


火祭りの前には、いろんな儀式を行います。
斧を振り回して、この杉葉などの伐採に対する感謝?と云っていたような。


四方に矢を放ち、方位を祓います。
ちょっと、ここでこの方のお尻の毛皮が非常に気になりだしましました。
自分ではタヌキでは無いかと直感しました。


住職が世の中の平和等の宣言文を読みあげます。


いよいよ点火です。



みるみる火山噴火を思わせる黒い煙が恐ろしい様相で立ち昇ります。

次第に炎が見え出すと、煙は治まっていきます。
まるで、中から不動明王が現れたが如くです。


灼熱の炎となり、周囲を焦がします。
巨大な護摩行の様ですね。
火が下火になるまで、住職たちが呪文を唱え続けます。


このとき、あの毛皮を纏った方がわたしの目の前に立ちました。
ふさふさして冬は暖かそうです。腰痛に良いかも・・・


火が下火になると、釜茹での行です。
周囲の観客にも容赦なく熱湯が降りかかり、キャーキャー云いながら皆さん手を合わせて願い事をしているようです。


で、住職自ら釜茹でになります。
あの毛皮をお尻に着けてたら安心だろうに、そのような逃げのトリックはありません。

釜茹でが終わると、釜を逆さにして不動明王像の祭壇に納めます。


次に、火の付いた松明を袖に通す儀式が行われます。

それが終わると、いよいよ火渡りの行。
すごい様相で駆け抜けます。



中には、お札が沢山乗った箱を持って火渡りする行者もいます。
一番熱いかも・・・


それから、炭を端に寄せて一般の人が歩けるようにします。


わたしも歩きました。

この先に行くと、国会議員の簗和夫さんが皆さんに挨拶と握手をしていました。とにかく多種多様な地元イベントに来ています。
昨年は偶然、通勤の新幹線の中や東京駅でも何度も逢っているし、年間で15回くらいお会いしました。
今年も正月の神社の境内から始まり、既に5回くらい多様なイベント会場でお逢いしていて簗さんも私の事は良く覚えていてくれます。


渡る直前、一人ひとりに御加持をしていただけます。


全てが終わると、餅撒きがあります。


簗さんもたくさん撒いていました。

こんなに、地元に密着した国会議員も珍しいと思います。
ふんぞり返るだけの議員よりずっと良いと思います。

わたしもこんなに頂きました。16個。
この番号で、お供えしたお酒等が当たりますが、今回は頂けませんでした。
1等は、1mくらいもある特別なお札で、ちょっと当たっても頂く勇気はありません。


そういえば、あの毛皮何だったんでしょうね。
実は、ご本人に確認させて頂きました。
・・・・
やっぱり、タヌキでした。
触ってみたかったけどやめました。


家に帰るとバナナの花が咲いていました。

あっ、いやー! ユリの花です。
奥のつぼみ・・バナナみたいでしょ。
大きな花で見ごたえがあります。
でも、写真撮る前に妻が花粉が落ちるからと云って雄しべの先を取ってしまったので、何か物足りません。
他にも違う種類がこれから咲くので、またご紹介いたします。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 激うまドレッシングの作成(... | トップ | すかしユリの開花(シピオーネ) »
最新の画像もっと見る